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フォールズは最新シングル“In Degrees”のドラマティックでダンサブルなミュージック・ビデオが公開されている。

“In Degrees”は高い評価を得たフォールズの通算5作目となる最新アルバム『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート1』からの最新シングルで、今回、アークティック・モンキーズの“R U Mine”やキング・クルーの“Easy Easy”を手がけたことで知られるアーロン・ブラウンが監督を務めたミュージック・ビデオが公開されている。

「面白いと思ったのは、フォールズが歌詞とは対照的なダンスの要素を取り入れているという点です」とアーロン・ブラウンは述べている。「彼らのこれまでの音楽にもダンスの要素は感じられましたが、今回の楽曲は紛れもなく制限を受けていないと言えるもので、4人のメンバーがフロアで踊っているかのようなポスト・パンクなダンス・トラックになっています。そんな音楽とは対照的に、厳粛なヴァースや陰気なコーラスが歌われているのです」

フロントマンのヤニス・フィリッパケスは以前、『NME』とのインタヴューで“In Degrees”が誕生した過程について次のように語っている。「歌詞の面では、分離の感情を入れたいと思ったんだ。目に見えない隔たりだったり、コミュニケーションの難しさといったようなね。本質的には誰かとの関係が徐々に終わっていることに気がつく時のことについて歌われているんだ。段々と、少しずつ終わっていく様をね」

「何か大層なことが起きているわけじゃない。少しずつ隔たりが生まれていくことについての曲だよ。『“In Degrees”(様々な角度から)』というフレーズなら、周囲の環境も含めた2つの意味を持たせられるんじゃないかって思ったんだ」

“In Degrees”のミュージック・ビデオはこちらから。

フォールズは5月25日にBBCラジオ1によるフェスティバル、ビッグ・ウィークエンドに出演することが決定しているほか、今月よりUKツアーをスタートさせる予定となっており、今年のサマーソニックに出演することも決定している。

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