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ニルヴァーナの元マネージャーであるダニー・ゴールドバーグはカート・コバーンが当時からデイヴ・グロールのヴォーカルとしての才能に気がついていたことを明かして、2人の間には「羨む感情」があったはずだと語っている。

ダニー・ゴールドバーグは1990年から1994年にかけてニルヴァーナのマネージャーを務めていた人物で、レッド・ツェッペリンやボニー・レイットらのマネージャーを務めていたことでも知られている。ダニー・ゴールドバーグは今週4月2日に、カート・コバーンとの思い出や、コートニー・ラヴやニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォゼリックを初めとした、カート・コバーンの家族や友人のへインタヴューのほか、これまで公になっていなかった文書などが収められた書籍『サーヴィング・ザ・サーヴァント:リメンバリング・カート・コバーン(原題)』を刊行している。

ダニー・ゴールドバーグは今回、デイヴ・グロールがフー・ファイターズを始めるよりも前に、カート・コバーンが彼のシンガーとしての能力をどう評価していたかについて語っている。

「カートから『君はきっと、デイヴがいかにシンガーとして素晴らしいかを知らないと思うけど、僕は毎晩彼が歌うハーモニーを聴いているんだ』と言われたことがあります。彼には友達思いで優しい側面があることを私は知っていましたから、おそらく本当に聴いていたのだと思います。ただ、彼は羨む感情もあったはずです。というのも、彼は負けず嫌いでしたから」とダニー・ゴールドバーグは『ワシントン・ポスト』紙に語っている。

1994年に自殺で亡くなったカート・コバーンは、本日4月5日で25回目の命日を迎えている。ダニー・ゴールドバーグは『サーヴィング・ザ・サーヴァント:リメンバリング・カート・コバーン』について、カート・コバーンのこれまであまり明らかにされてこなかった側面にフォーカスを当てたかったと語っている。

「誰もカートを自殺に至らしめた理由を知ることはできないのです」とダニー・ゴールドバーグは述べている。「私はあまり明らかにされていなかった彼の側面に光を当てられたらと思っており、それがこの本に望んでいることです。僕の頭の中に浮かんでくるように、人々の頭の中にも笑顔のカートが浮かんできてくれることを願っています」

デイヴ・グロールは昨年、ニルヴァーナが終わったことで受けた精神的な影響に言及している。

「(フー・ファイターズの)ファースト・アルバムの後、俺らは『よし、そうだな、もう1枚作ろう』って思ったんだ。メンバーの一部はヨーロッパでバックパッカーをしていて、みんなそんな風に生きていたけど、少なくとももう1枚は作らなくきゃならなかったんだ。だから、俺らは『よし、もう1枚作ろう』と思ったんだよ。今度はしっかりとしたプロデューサーをつけて、真剣に取り組もうってね。だって、1枚目は俺が1人でたった5日間のスタジオで作った作品だからね」とデイヴ・グロールは語っている。

「そんな感じでボールが転がり続けたんだ。人生に方向性が生まれて、楽しみに思えることがあるという点ではよかったよね。だって、ニルヴァーナが終わったところで行き詰まっていたくなかったからね」

デイヴ・グロールは次のように続けている。「今いるような場所にいるなんて考えたこともなかったよ。こんなことになると想像していた奴がいたとしたら、頭おかしいよね。誰かに今あるようなことになると言われても、そんなのはありえないと言っているはずだよ」

一方、ニルヴァーナは来週パラマウント・シアターで行ったライヴを収めた『ライヴ・アット・パラマウント』がアナログ盤として初めてリリースされる予定となっている。

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