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ザ・フーはお蔵入りになったロック・オペラのプロジェクト『ライフハウス』が40年の時を経てグラフィック・ノベルとして刊行されることが発表されている。

ロック・オペラ作品『ライフハウス』は、ザ・フーのギタリスト/ヴォーカリストであるピート・タウンゼントが、その後ミュージカル化や映画化された1969年のアルバム『トミー』に続く作品として書いていたものとして知られている。しかしながら、最終的に『ライフハウス』はお蔵入りとなり、『トミー』に続く作品としては『フーズ・ネクスト』が1971年にリリースされている。

ピート・タウンゼントは1999年に、BBCでラジオ・ドラマとして「ライフハウス」を放送しているほか、翌年には「ライフハウス」のデモ音源などが収録されたボックスセット『ライフハウス・クロニクルズ』をリリースしている。ピート・タウンゼントは今回、『ヘヴィ・メタル』誌で『ライフハウス』をグラフィック・ノベルとして刊行することを発表している。150ページに及ぶというこのグラフィック・ノベルは、ピート・タウンゼントによるオリジナルの脚本や音楽を基にジェームス・ハーヴェイが作画を手がけ、2020年7月に刊行される予定となっている。

ピート・タウンゼントは声明で次のように述べている。「このグラフィック・ノベルは、お蔵入りになったザ・フーの『ライフハウス』のために制作された1970年の最初のコンセプトに基づいたもので、長いキャリアの中でも最もエキサイティングなクリエイティヴ面での進展だと言えるかもしれないね」

「『ライフハウス』にはずっと力強く重要なヴィジュアル・ストーリーがあったんだけど、これまでに触れられたことはなかったんだ」

「『ライフハウス』を書いた1971年当時でさえ、この作品は映画の脚本として扱われるべき作品になっていてね。それは当時の自分のスキルや、当時のザ・フーの財政状況では賄いきれないものだったんだよ」とピート・タウンゼントは続けている。「僕がもしザ・フーを続けずに、芸術の勉強を修了していたら、自分でグラフィック・ノベルを描いていたかもしれないね。『ライフハウス』が視覚的に再現されることや、SFや精神的な寓話からなる物語として再現されることにすごく期待しているし、楽しみにしているよ」

一方、ピート・タウンゼントは先日、初となる長編小説『ジ・エイジ・オブ・アングザイアティ』を刊行することを発表している。

『ジ・エイジ・オブ・アングザイアティ』は今年の11月5日に刊行される。英語版の権利を獲得した出版元のマーク・ブースは「教養と知性、そして不安症」な部分を抱えた話者の視点で描かれる「音楽産業のクレイジーさを捉えた素晴らしいロック小説」と評している。

また、ザ・フーはカイザー・チーフスやパール・ジャムのエディ・ヴェダーをサポート・アクトに迎えて、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで7月6日に大規模な公演を行うことも発表している。

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