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フー・ファイターズのフロントマンでニルヴァーナの元ドラマーであるデイヴ・グロールは、元バンドメイトのカート・コバーンやクリス・ノヴォゼリックと初めて会った時のことを振り返っている。

デイヴ・グロールはカリフォルニア州のビヴァリー・ヒルトン・ホテルで行われたポールスター・ライヴのカンファレンスに出席して、ライヴ・ネイションのCEOであるマイケル・ラピノと行ったトーク・セッションの中でニルヴァーナ時代のことを振り返っている。

デイヴ・グロールはカート・コバーンとクリス・ノヴォゼリックに初めて会った時のことについて、「2メートルくらいあると思った」というのがクリス・ノヴォゼリックの第一印象だったとした上で次のように語っている。

「彼らの公演を観て、『これがニルヴァーナか。なんてこった』と思ったんだ。(映画の)『チルドレン・オブ・ザ・コーン』のようだったね……(ニルヴァーナの前に在籍していた)スクリームで成功できなかったっていう時期でさ。ニルヴァーナには素晴らしい楽曲があったんだ。“About A Girl”なんて、ザ・ビートルズの楽曲に聴こえたよ。この人に曲を書く力があったことは明白だったね」

デイヴ・グロールは続けて、ニルヴァーナとして当時コロムビア・レコードの代表を務めていたドニー・イエナーに初めて会った時のことについて語っている。「ドニーから『君たちは何が欲しいんだ?』って訊かれて、カートはこう答えたんだ。『俺たちは世界で一番ビッグなバンドになりたい』ってね。俺はてっきり冗談だと思っていたんだけどさ。彼は真剣だったんだ」

「俺たちはタコマにある納屋で毎日練習しててね」と彼は振り返っている。「たくさんの曲を書いたよ。メジャー・レーベルに興味があって、食い繋ぐために楽器を売ったりするような真似はしたくないと思っていたよ。ソニック・ユースになりたかったんだ。500人の前で演奏するようなバンドにね」

デイヴ・グロールはカート・コバーンが亡くなった時のことについても振り返っている。「彼が亡くなった時は2度と音楽をやりたくないと思ったよ。俺にとっては、世界がひっくり返ってしまうような出来事だった。最悪な出来事だったね」

この日のトークセッションでデイヴ・グロールはビリー・アイリッシュをニルヴァーナになぞらえて語っている。

「娘がビリー・アイリッシュにハマっていてね」とデイヴ・グロールは語っている。「今の彼女には、1991年にニルヴァーナに起きていたことと同じことが起きているんだ。『ロックは死んだのか?』って言われているような時代に、ビリー・アイリッシュのような人を見ると、ロックンロールは死に際になんか向かってないと思うんだ」

ビリー・アイリッシュに賛辞を送りながらデイヴ・グロールは現在の音楽をめぐるテクノロジーについて分からないと感じていることも認めている。「自分が理解できない変化が音楽業界ではたくさん起きているよね」と彼は語っている。「パンドラとスポティファイの違いすら分からないよ。理解できないんだ。アプリすら持っていないよ、申し訳ないけどね」

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