ケイト・ブッシュは自身の政治的な立場についての非常に貴重な声明を発表し、自身がテリーザ・メイ首相について「素晴らしい」と発言したと報じられたのは「文脈から外された」ものだとして否定している。
ケイト・ブッシュは2016年に行ったインタヴューでテリーザ・メイ首相を支持していると語ったと報じられている。ケイト・ブッシュはカナダの『マクリーン』誌による当時のインタヴューの中で、アメリカの大統領選でヒラリー・クリントンがドナルド・トランプに敗れたことについてどう思うかという質問に対し、イギリスのリーダーが女性であることは「素晴らしい」ことだと答えたと報じられている。
「私たちのイギリスには女性の首相がいるわ」とケイト・ブッシュは語ったという。「私は彼女のことをとても気に入っているし、素晴らしい人だと思っているわ」
今回、ケイト・ブッシュは自身の公式サイトに2016年のこの発言について説明する声明を掲載している。その中でケイト・ブッシュはその中で自身は保守党の支持者ではないとした上で、当時の発言は「文脈から外された」ものだとして、「深く憤りを感じた」と述べている。
ケイト・ブッシュは長年にわたってメディアで「政治的なコメントをすることは避けてきた」とした上で、次のように説明している。「私はインタヴュアーの質問に政治的な意味を込めて答えたわけではなく、女性が権力を持つことを擁護する意図で答えたのです。インタヴュアーの男性は当時、ヒラリー・クリントンを初めとした方々を揶揄するなど、女性が権力を持つことに彼が後ろ向きな考えを持っているように私は感じたのです」
「そのことに対する返答として、『私たちのイギリスには女性の首相がいる。女性が権力を持つのはいいことだと思う』と私は答えたのです」
「私が『(テリーザ・メイの首相就任は)長年の間で私たちに起きた最も素晴らしいこと』だと発言した時にきちんと説明するべきでした。彼女の前任者が首相だった時代に、私は自分たちが見放されたように感じたことがあり、あらゆる人々が彼に怒りや失望を感じていたように、私は彼の政治が嫌いだったのです」
「今回、再び当時の記事が注目を集めたのを受けて、私が何も反応を示さなければ保守党を支持しているかのように思われてしまうと感じたので、そうではないことをはっきりさせておきたいと思ったのです」
ケイト・ブッシュは声明を次のように締め括っている。「この件についてこれ以上コメントすることはありません。この記事があまりにも浸透してしまっていたために、この件について改めて明らかにする必要があると感じたのです」
声明の全文はこちらから。
http://www.katebush.com/news/clarification
ケイト・ブッシュは先月、ロンドンにポップアップ・ショップがオープンしていた。キングス・クロスのコールズ・ドロップ・ヤードにオープンしていたこのポップアップ・ショップでは、同月に刊行された歌詞集『ハウ・トゥ・ビー・インヴィンシブル:セレクテッド・リリックス(原題)』や、カタログをリマスター音源で収録したCDやアナログ盤などが販売されていた。
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