ミューズのマシュー・ベラミーは2019年に予定しているバンドのスタジアム・ツアーについて、テクノロジーよりも「コリオグラフィー」に重点を置いたものになると語っている。
シアトリカルでテクノロジーを駆使したライヴを行うことで知られるミューズは、2019年に最新作『シミュレーション・セオリー』を携えたスタジアム・ツアーを行う予定となっている。しかしながら今回、フロントマンのマシュー・ベラミーは来たるスタジアム・ツアーについて、より「人間」に重点を置いたものにしたいと語っている。
「僕は今、もっとたくさんの人が出演するショウを作ることに興味を持っていてね」とマシュー・ベラミーはBBCに語っている。「ダンスで構成されるようなものにはならないと思うけど、振り付けのある演劇のようなものにしたんだ。スクリーンだったりドローンだったり、僕らはテクノロジーを用いてたくさんのことをしてきたからね。思うに、僕らはそろそろ人を巻き込むようなものを作るべきだと思うんだ。キャストを集めて、パフォーマンスで僕らの楽曲に生命を吹き込むんだ」
マシュー・ベラミーは先日、振り付けに重きを置いたデヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」ツアーに感銘を受けたことを明かしている。『NME』は「アメリカン・ユートピア」ツアーについて、「史上最も野心的で印象的なライヴかもしれない」と評している。
マシュー・ベラミーは『フォーブス』誌とのインタヴューの中で、誰のライヴに最も影響を受けているかという質問に次のように答えている。「昔のある時点では、ライヴにエネルギーを取り入れるという意味でレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのライヴだったね。それから、巨大な会場にも親近感を生み出して、後方の人たちにも感動を届けるというU2のライヴにも影響を受けた」
「今は誰を参考にしているのか、すぐには出てこないな。最近の素晴らしかったライヴは、デヴィッド・バーンがやったものだったりシーアのライヴかな。彼女はステージをとてもミニマルで最小限なものに見せるのがうまいんだ」
ミューズは先日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行ったチャリティ公演で最新作『シミュレーション・セオリー』からの楽曲をいくつかライヴで初披露したほか、15分に及ぶメタル・サウンドのメドレーを披露している。
ミューズは先日、2019年のUKツアーの新たな日程としてブリストル公演を行うことを正式に発表している。バンドが当初発表していた2019年のUKツアーにはブリストル公演が含まれていたものの、改めて発表された際にはロンドン公演とマンチェスター公演のみが発表されており、ファンらはこのことに対して不安を露わにしていた。
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