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ポール・マッカートニーはネットフリックスによるコメディ・ロースト番組への出演を断っていたことが明らかになっている。
ネットフリックスは2024年にNFLの名クォーターバック、トム・ブレイディのコメディ・ロースト番組を配信したことで大きな反響を獲得している。コメディ・ローストは著名人のゲストを迎えて、コメディアンや近い人物がその人物をいじり倒すものとなっている。
2026年のネットフリックスによるコメディ・ローストはコメディアンのケヴィン・ハートをゲストに迎えて5月11日より配信されているが、ケヴィン・ハートの前にはポール・マッカートニーが候補となっていたことが明らかになっている。
番組のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めているジェフ・ロスは『ヴァラエティ』誌に次のように語っている。「ある時点でポール・マッカートニーにも打診しました。私にとって、それは夢のコメディ・ローストだったのです。ポール・マッカートニーはもう何も必要としていないでしょうが、ポール・マッカートニーによるコメディ・ローストは世界にとっても素晴らしいものになると思ったんです。きっと愛されるものになるでしょうね。彼は本当に愛されていますからね」
ネットフリックスでスタンダップ・コメディ部門の責任者であるロビー・プラウは2026年のコメディ・ローストに向けて「多くの候補者の名前が挙がった」と語っており、ウィル・スミスもその一人だったという。
ポール・マッカートニーは先日、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオで開催されたファン向けのアルバム試聴イベントで新作『ダンジョン・レインの少年たち』について語っている。
ポール・マッカートニーはニュー・アルバムについて「過去を振り返る」曲が「かなり多く」収録されていると述べ、なぜ自分が過去について多くの曲を書くことになったのかについて語っている。「ふと気づいてみれば、そこには多くの情報が貯められていたんだ。チャールズ・ディケンズだったら、父親が刑務所にいたことなんかを書くはずだ。過去というのは非常に豊かな情報源なんだよ」
そうした「思い出の曲」の中にはアコースティックを主体とした“Down South”もあり、ジョージ・ハリスンと初めて友だちになった頃、ヒッチハイクをした時のエピソードが歌われているという。「ジョンとジョージに『ヒッチハイクに行こう』と提案したのは私だった。ジョンがそんなことをやるとは思えないし、ジョージもそうだ。あれは私だったね」
ポール・マッカートニーはリヴァプール訛りを強調して、もう一度「ヒッチハイクに行こう」と口にしながら、ジョージ・ハリスンと牛乳配達車をヒッチハイクした時のエピソードを披露している。ジョージ・ハリスンはその際にバッテリーの上に座らなければならず、ジーンズのジップがバッテリーに「触れていた」ために火傷を負ったという。
「記憶というのは不思議なものだ」とポール・マッカートニーは話の最後に語っている。「オリヴィア・ハリスンにこの話をしたんだけど、彼女は『ジョージもその話をしてくれたわ。ジップで火傷したってね』と言っていてね。そう、あれは間違いなくジョージだったんだ」
新作『ダンジョン・レインの少年たち』からのファースト・シングルとなる“Days We Left Behind”ではジョン・レノンに言及しているが、ポール・マッカートニーは今でもジョン・レノンのことを話すと「感情的になる」と語っている。一方、活気あふれる“Home To Us”は、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スターが育ったリヴァプールの労働者階級の地域を振り返る曲となっている。「私たち3人はかなり貧しい環境で育ったんだ」とポール・マッカートニーは語り、アメリカ人に自分たちの住んでいた地域のことを話すと、「ドラマ『ダウントン・アビー』のことみたいに聞こえるんだ」と冗談を飛ばしている。「どんなに荒れていようとも、そこは私たちにとっては故郷なんだ」
ポール・マッカートニーのニュー・アルバム『ダンジョン・レインの少年たち』は5月29日にリリースされる。
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