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ミューズのフロントマンであるマシュー・ベラミーは政治に対する見解を語り、「基本的に政党政治という考え方そのものに反対」していると明かしている。

マシュー・ベラミーは新たなインタヴューの中で、今の時代に政治的な意味を含まない楽曲を書くのは難しいと思うかという質問に答えている。

「アーティストが危険な領域に踏み込むのは、どんな形であれその人が特定の党に傾き過ぎている時だと思うんだ」とマシュー・ベラミーは『フォーブス』誌に語っている。「僕はまったくもって傾いてはいないからね。支持している特定の政党なんてないんだ。僕はむしろ、自分の気持ちについてだったり、周辺で起きている心が揺らぐような出来事をどう感じているかについて歌おうとしているんだ」

「奇妙なことに、僕らが昔作った“Uprising”のような曲なんかは、今でいうポピュリズムの側に立っていると受け取られかねないのかもしれないんだけどさ。けど僕の場合は、一人一人を力づける側に立ちたいという感情が推進力の一つになっているわけでね。コミュニティにいる一人一人が、世の中で起きていることに自分の声をもっと反映させたいと思っているだろうし、それに対する影響力を持ちたいと考えていると思うんだ。僕たちの楽曲の多くは、そういうことがテーマの一部になっているんだよ」

マシュー・ベラミーは続けて、アメリカとUKの政治の違いに対する持論を語っている。「基本的に、僕は政党政治という考え方そのものに反対なんだ」と彼は語っている。「思うに、政党という考え方が民主主義を乗っ取ってしまっているんだよ。アメリカの政治システムのほうが、多くの点でUKよりも優れていると思うよ。構造と言うべきかな、そのほうがふさわしいかもしれない。アメリカの上院に当たるUKの貴族院は、選挙で選ばれてすらいないからね。状況はみんなの想像と同じくらいひどいものなんだ。多くの点で、アメリカは世界の他の場所よりも構造的にかなり先を行っていると思うよ」

また、マシュー・ベラミーは自身について「トランプのファンではない」とした上で、「どんな人でも大統領になれるというのは、広く歴史的に見ても素晴らしい考え方」だと語っている。

「世界のその他の場所では、強力な政治階級に所属していなければならない上に、もちろん財政的な支援も受けなければいけないし、そういうあらゆることが必要になるわけだからね」とマシュー・ベラミーは語っている。「もしくは、特定の政党と結びついていたりね」

ミューズは11月9日にニュー・アルバムジオ・アルバム『シミュレーション・セオリー』をリリースする予定となっている。ミューズは12月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで小規模なライヴを行った後、新作を携えたワールド・ツアーを行うことが発表されている。

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