Andy Hughes/NME

Photo: Andy Hughes/NME

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーは、自身のインスタグラムで米・ペンシルヴァニア州ピッツバーグのユダヤ教礼拝所が銃撃された事件に言及している。

ペンシルヴァニア州ピッツバーグにあるユダヤ教のシナゴーグ(礼拝所)である ツリー・オブ・ライフは現地時間10月27日に、安息日の朝礼や割礼の儀式が行われたところを銃撃され、11人が亡くなり、6人が負傷している。銃撃したのは46歳のロバート・バウアーズ容疑者で、29の連邦犯罪と少なくとも30の州刑法を犯した容疑で起訴されている。アメリカ最大のユダヤ人団体であるユダヤ名誉毀損防止同盟はこの事件について「アメリカの歴史上でユダヤ人に向けられた最悪の攻撃」と非難している。

フリーはインスタグラムに次のように綴っている。「この人は俺が歴史上で最も好きな作家の1人である、偉大なるアイザック・バシェヴィス・シンガーなんだ。彼には豊潤で美しいユダヤ人の文化をたくさん教えてもらった。俺は宗教的な人間ではないけど、神様のことは信じていて、毎日敬虔ににひざまづいて平和と愛が誰しもに訪れるよう祈っているんだ。すべての宗教に心からの敬意を持っているよ。すべての道は、一つの神秘的な愛に繋がっているんだ。みんな一つなんだよ」

「今や蔓延する憎悪や恐怖によって分断しているのは明らかだし、俺の心にもその事実は重くのしかかっている。今夜はユダヤ人の兄弟や姉妹たちのことを思って一人涙することになるだろうね。ピッツバーグで起きたこの残忍で狂気的な事件から教訓を得られることを祈るよ」

フリーの投稿はこちらから。

フリーは先日、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが新作に取り組み始めたことを明かして、レコーディングでボロボロになってしまった指先の写真を公開している。

先日、バンドのヴォーカリストのアンソニー・キーディスは、「ダッシュ・ラジオ」のインタヴューに応え、10月15日からニュー・アルバムに取り組み、2019年にニュー・アルバムはリリースされると語っていた。新作は2016年にリリースした通算11作目のアルバム『ザ・ゲッタウェイ』に続くものとなっている。

フリーはインスタグラムで次のように綴っている。「今日、例の野郎どもとロックして、ハードなダブルストップを弾いたんだ。ブーン・バップ・バーーンってね。美味い空気を吸いながら、リズムをカリフォルニアの空へ飛び立たせることができたよ。おかげで指はボロボロだけどね。鳥の群れがそばを飛び立って、ヴァイブレーションは全部その羽に乗って、高く高く飛んでいくんだ」

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