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2019年のロックの殿堂入りについて候補アーティストが発表されている。

候補アーティストについて25年前の1993年よりも前に初めての商業用音源をリリースしていることが条件となる。

今回初めて候補となったのはディーヴォ、ロキシー・ミュージック、スティーヴィー・ニックス、トッド・ラングレン、ジョン・プライン、デフ・レパードという面々となっている。過去に候補となったレディオヘッドレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ジャネット・ジャクソン、ザ・キュアー、クラフトワーク、MC5、ルーファス&チャカ・カーン、LLクールJ、ザ・ゾンビーズも再び候補となっている。

ケイト・ブッシュやジェフ・バックリィは候補となっていない。

ファンは以下のサイトで殿堂入りしてほしいアーティストを投票することができ、最終的な殿堂入りアーティストは今年の12月に発表される。式典は来年開催される予定となっている。

https://www.rockhall.com/fanvote/

昨年はレディオヘッドやケイト・ブッシュ、デペッシュ・モードの殿堂入りが見送られるなか、ニーナ・シモン、ザ・カーズ、ボン・ジョヴィ、ザ・ムーディー・ブルース、ダイアー・ストレイツが殿堂入りを果たしている。

レディオヘッドのエド・オブライエンはロックの殿堂入りの候補となったことについて「イギリスのバンドとしてノミネートされたことは非常に嬉しいことだとは言えるけどさ、文化的な面では理解できていないよね」と語っている。「というのも、すごくアメリカのものだからさ。僕らみたいなイギリスのバンドが自分たちを讃えるなんて、本当にバツが悪いよね」

彼は次のように続けている。「アメリカに来ていつも好きなことの一つがさ、アメリカのバンドとはちゃんと話ができるってことでね。イギリスのバンドとはすごく敵対心があるんだよ。僕らのDNAには授賞式の場とかってちょっと相反する感情があるんだよね。あんまりいい体験をしたことがないんだ。失礼なこととかもしたくないしさ。だって、明らかに素晴らしいアーティストがノミネートされているわけでね。でも、正直、理解できていないよ。イギリスの人間ってさ、『分かった、ありがとう。でも、これに何の意味があるんだ?』って感じなんだよ」

エド・オブライエンは更に次のように続けている。「黒人のアーティストやヒップホップのアーティストがちょっと少ないよね。アメリカの音楽のファンとして言うなら、ドクター・ドレーは2年前に入ってるべきだと思うよ。レディオヘッドよりも先にまず候補になるべきだよね」

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