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プリンスは生前の功績が称えられてミネソタ大学から名誉学位を授与されている。

今回の授与は、プリンスが音楽に与えた影響や、故郷であるミネアポリスにおいて果たした役割を評価されてのものとなっている。

ミネソタ大学の学長を務めるエリック・カーラーと理事のダリン・ロシャは、現地時間9月26日に大学で授与式を開催して、代理として出席したプリンスの妹であるタイカ・ネルソンに名誉学位を贈呈している。

米『ビルボード』誌によれば、2016年にプリンスが亡くなるより以前から、彼に名誉学位を授与するという話は出ていたのだという。

当日は、ミネソタ大学の音楽学部の生徒たちがセント・ポール・ピーターソンやキャメロン・キングホーンら、ゲスト・ミュージシャンと共にプリンスのキャリアに関連した楽曲を演奏して、追悼の意を表している。

およそ1時間に及んだ授与式の後で、プリンスの異父兄弟であるオマール・ベイカーは名誉学位を贈呈されたことがいかに特別な意味を持っているかについて語っている。

「名誉学位を授与されたことは、他のどのような受賞にも勝るものです」とオマール・ベイカーは述べている。「プリンスは受賞式の類があまり好きではありませんでしたから。そのような賞は、金銭で取引されていたと考えていたのです。今回の授与は、彼が自ら獲得したものです。人生を通じて到達したことなのです。彼は今回の授与を、最高の名誉だと感じていることでしょう」

プリンスは先日、未発表音源によるアルバム『ピアノ&ア・マイクロフォン 1983』がリリースされている。同作に収録された“Mary Don’t You Weep”はスパイク・リー監督の新作『ブラッククランズマン(原題)』のエンドロールに使用されている。

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