ケイト・ブッシュは自身の歌詞を集めた新たな書籍が刊行されることが発表されている。
『ハウ・トゥ・ビー・インヴィンシブル:セレクテッド・リリックス(原題)』と題された本書は、ケイト・ブッシュ自らが歌詞を選んで、アレンジしたもので、ケイト・ブッシュにとって初の歌詞集となる。
フェイバー社より12月6日に刊行される布装の本書は、『クラウド・アトラス』などの著作で知られるイギリス人小説家のデイヴィッド・ミッチェルによる前文も収録される。
プレス・リリースの中でデイヴィッド・ミッチェルはケイト・ブッシュからの創作面での影響について次のように述べている。「世界中の多くの人にとってケイトは、とあるシンガーソングライター以上の存在でした。彼女は、人生を共に旅してくれる音楽という仲間を生み出してくれる人だったのです」
「彼女にまつわる一つのパラドックスは、彼女の歌詞は明らかに固有のものであるにもかかわらず、その歌詞が普遍的に感じる感情と衝撃を呼び起こすことです」
先月、ケイト・ブッシュは、友人にしてコラボレーターであったリンゼイ・ケンプが8月25日に80歳で亡くなったのを受けて、追悼の意を表する声明を発表している。
「世界は、真にオリジナルで偉大なる舞台アーティストを失いました。彼をパントマイム・アーティストと呼ぶことは、モーツァルトをピアニストと呼ぶようなものです。彼はとても勇敢で、楽しく、そして何よりも、驚くほどの刺激に満ちていました。リンゼイに近い人物など誰一人として存在していたかったのです」
「彼と勉強できたこと、一緒に仕事ができたこと、そして一緒の時間を過ごせたことをこの上なく幸運に感じています。私は彼が大好きでしたし、彼がいないことが本当に寂しいです。親愛なるリンゼイ、どうもありがとう」
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