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ジャネット・ジャクソンは、現地時間8月17日に放送されるアメリカのテレビ番組「ザ・ トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン」で深夜番組に14年ぶりに出演することが発表されており、番組内で新曲を披露することが明らかになっている。

ジャネット・ジャクソンは、同番組でプエルトリコ人レゲトン・シンガーであるダディー・ヤンキーと共に新曲“Made For Now”のパフォーマンスを行う予定となっている。“Made For Now”は2015年のアルバム『アンブレイカブル』以来の新曲となっている。

ジャネット・ジャクソンは『アンブレイカブル』リリース後に第一子となる息子のイーサを出産しているほか、「ステイト・オブ・ザ・ワールド」と題したツアーも行っている。

ジャネット・ジャクソンは現地時間7月8日に、父親であるジョー・ジャクソンが亡くなってから最初のパフォーマンスとなったニューオーリンズのエッセンス・フェストで父親に捧げる感動的なスピーチを披露している。

ジョー・ジャクソンはガンとの闘病の末に現地時間6月27日に亡くなっている。ジャネット・ジャクソンや兄のマイケル・ジャクソン、ジャクソン5などのマネージャーを務めたジョー・ジャクソンは享年89歳だった。

「正直に打ち明けると、すごくつらかったわ」とジャネット・ジャクソンは現地時間7月8日に出演したニューオーリンズのエッセンス・フェストで観客に語りかけたという。「どうすべきかも分からなかったの。どうやって前に進めばいいか分からなかった。このフェスティバルへの出演や、ツアーを全部キャンセルしたほうがいいのかもとも思ったわ」

ジャネット・ジャクソンは今年5月にビルボード・ミュージック・アワードで女性として初めてアイコン賞を受賞しており、受賞スピーチの中で「#MeToo運動」への支持を表明している。

「あらゆる人たちのチャレンジのおかげで、私たちは今、歴史上における栄光の瞬間を生きていると私は信じています」とジャネット・ジャクソンは「#MeToo運動」に言及している。

「女性たちがようやく、これ以上の支配や操作、虐待を許さないことを表明したのです」とジャネット・ジャクソンは続けている。「私はそういう女性たちや、心や頭の中で私たちをサポートしてくれている、差別によって同じように苦しめられている男性たちと共にあります」

ジャネット・ジャクソンはビルボード・ミュージック・アワードへの出演に先駆けて、来たる新曲についてのインタヴューにも答えている。「曲を書くときは直感によるものが大きいわ。何だってインスピレーションになるのよ」とジャネット・ジャクソンは語っている。

「今朝、綺麗な赤い花の付いた帽子を被ったお年寄りの日本人女性がハリウッドを歩いているのを見たの。その人のことだって曲にできるかもしれないわ」

「昨日の夜、寝る前に人生の中でも特に辛かった昔のことを思い出していたの」とジャネット・ジャクソンは語っている。「それだって曲になるかもしれない。朝起きた時には、リズミカルに鳴く鳥の声にすっかり魅了されていたわ。そこからだって新しいグルーヴが生まれるかもしれないしね。他の人たちがそうであるように、私の心も流動的なの。アイディアは儚いものよ。これからもこのやり方を続けていきたいわ」

「前もって楽曲やアルバムのコンセプトを決めるということが、私にはできないのよ。私が選ぶというよりもむしろ、楽曲やコンセプトのほうから歩み寄ってもらわないといけないの」

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