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トゥールのフロントマンであるメイナード・ジェームス・キーナンは新作についてライヴで観客に「我慢の限界だよな」と語りかけている。

現在「トゥール・ミュージック・クリニック」と題した音楽講座も開催しているトゥールだが、現地時間5月13日にウィスコンシン州サマセットで開催されたフェスティバル「ノーザン・インヴェイジョン」でヘッドライナーを務めている。

その際、MCの中でメイナード・ジェームス・キーナンは観客に次のように語りかけたという。「みんなは素晴らしい人々だけれど、さすがに我慢の限界だよな」

彼は次のように続けている。「だから、お願いだよ。ダニー(・ケアリー)、アダム(・ジョーンズ)、ジャスティン(・チャンセラー)、どうか自分のパートを終わらせてくれ。そうすれば、俺も自分のパートを終わらせられるから」

なお、この日の公演では2014年以来初めて、ファースト・アルバムに収録されている“Sober”を演奏している。

MCと“Sober”の音源はこちらから(MCは冒頭、“Sober”は3分50秒あたりから)。

メイナード・ジェームス・キーナンは先日、一向にリリースされないバンドのニュー・アルバムについてガンズ・アンド・ローゼズのアルバム『チャイニーズ・デモクラシー』になぞらえている。

『リボルバー』誌のインタヴューでメイナード・ジェームス・キーナンはトゥールのアルバムが遅れていることについて、90年代末にア・パーフェクト・サークルを始めることになった状況と同じだったのかと尋ねられている。

「僕には前進するとは思えない別のプロジェクトというのがあってね。できる限りのことはしたんだけどさ。本に書いてあるすべての願い文句を使ったよ」と彼は語っている。「状況はまったく同じさ。むしろ悪いね。今のほうがプレッシャーを抱えているからね。それになんだって?『チャイニーズ・デモクラシー2、3』だって? だから、僕は窓を眺めるしかなかったんだ」

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