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スポティファイは、性的虐待の疑惑が向けられたことのあるアーティストを見直し、プレイリストへの掲載を中止するアーティストの範囲を広げるよう女性権利団体から求められている。

スポティファイは先日、複数の性的虐待やDVの疑惑がかけられていることを受けて、R・ケリーとエックスエックスエックステンタシオンの音楽をプロモーション用のプレイリストから削除したことを発表している。

女性権利団体のウルトラヴァイオレットは今回、スポティファイに対して規制の範囲を広げ、類似した疑惑がかけられている他のアーティストの音楽についても削除するよう求めている。

ウルトラヴァイオレットの常任理事であるシャアナ・トーマスは公開書簡の中でクリス・ブラウン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ネリー、エミネム、イーグルスのドン・ヘイリー、エアロスミスのスティーヴン・タイラー、シックスナイン、テッド・ニュージェントの名を挙げ、彼らが「いまだにスポティファイのプロモーションによって利益を得ている」として批判している。

「性的虐待やDVの被害者たちに対してこれ以上の虐待は起こさせないと誓ったところで、虐待疑惑をかけられた有名人たちが称賛され続けるたびに、私たちは無意味に沈黙させられることになるのです」とシャアナ・トーマスは述べている。

「そういった状況は1人のアーティストを遥かに超える文化的な影響力を持っているのです」

現時点でスポティファイはウルトラヴァイオレットからの公開書簡にコメントしていないが、R・ケリーとエックスエックスエックステンタシオンの音楽をプレイリストから削除するという決断には50セントから批判が寄せられている。

「R・ケリーとエックスエックスエックステンタシオンに対するスポティファイの処置は間違っているよ」と42歳の50セントはツイッターに綴っている。

R・ケリーは昨年、若い女性たちを軟禁して「暴力的で支配的なカルト」を作り出していることが報じられているほか、今年3月には14歳の少女を洗脳して自身の「性のペット」にしたとして告発されている。

今年4月には、当時19歳だった女性に性感染症を感染させ、ドラッグやアルコールを摂取させた疑いでダラス警察がR・ケリーを捜査していることが明らかになっている。R・ケリーは自身に向けられている性的虐待疑惑をすベて否定している。

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