フー・ファイターズのデイヴ・グロールは25分の楽曲を1人でレコーディングする計画について明かしている。
先日まで北米ツアーを行っていたフー・ファイターズだが、現在はツアーを終えて、ロサンゼルスに戻っており、6月からはヨーロッパ・ツアーに乗り出す予定となっている。
ウィスコンシン州マディソンの地元メディア「マディソン・コム」の取材に答えたデイヴ・グロールは次のプロジェクトが「ソロ・アルバム」ではないとしつつも、すべての楽器を自身が演奏するインストゥルメンタル曲をレコーディングしたいと語っている。
「ロサンゼルスのイーストウェストにスタジオがあるんだけどさ。楽器一式をセットアップしようとしているんだ。複数のドラム・キットに大量のギターとベースっていうね。リズム楽器もリード楽器もね」
「再生ボタンを押すとクロックが刻み始めるから、最初のドラム・パートを録って、次は別のドラム・キットのとこにいって、最初のドラムに重ねる形で別のドラムをレコーディングするんだ。ギターでも同じことをやっていくんだよ」
「そして極め付けはそのすべての収録風景を複数台のカメラで撮影するんだ。だから、最終的には25分間の曲を6人の異なるデイヴ・グロールがそれぞれの楽器でそれぞれの音を演奏するのをすべて観たり聴いたりできるんだ。1カットの最初から最後までね」
デイヴ・グロールは次のように続けている。「でも、最悪なのは、ツアー中毎日4時間しか寝られなかった原因でもあるんだけど、この曲を作って、なおかつこれのためにすべての楽器で曲を覚えなくてはならないことだね。ロサンゼルスに戻るまでの2週間の間にね」
フー・ファイターズは自身のフェスティバル「CAL JAM」の今年のラインナップも発表している。
昨年から始まり、今年も開催される「CAL JAM」だが、昨年はリアム・ギャラガー、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ウルフ・アリスらが出演している。
デイヴ・グロール率いるフー・ファイターズがヘッドライナーを務める2日間開催の「カルジャム」だが、今年はテネイシャス・D、ガービッジ、ビリー・アイドル、マンチェスター・オーケストラらが出演する。イギー・ポップが最新作『ポスト・ポップ・ディプレッション』にちなんだ公演を行うことも決定しており、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミ、、ディーン・フェルティータ、トロイ・ヴァン・リューウェン、アークティック・モンキーズのマット・ヘルダースが出演する。
CAL JAM 2018は10月5日・6日にカリフォルニア州サンバーナーディノのグレン・ヘレン・リージョナル・パークで開催される。
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