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プリンスの遺産管理団体とタイダルの法廷闘争が終わったことを受けて、プリンスの未発表音源が来年、タイダルからリリースされるという。

プリンスの遺産管理団体とタイダルについては、プリンスの未発表音源やバック・カタログの権利をめぐって、双方が2016年に訴訟を起こしていた。

タイダルでは以前、プリンスのワーナー以降の全作品が利用可能となっていたが、プリンスの遺産管理団体は『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン』を90日独占でストリーミングできる許可を与えただけだと主張していた。

今回、数年に及ぶ法廷論争がついに終わりを迎えたようで、プリンスのニュー・アルバムを2019年にリリースする計画があることを発表している。

「今回のことを解決できたことを喜んでいますし、プリンス側とタイダルはアルバムについての協力関係を持つことになりました。ファンに新曲を聴いてもらい、彼の才能を体験してもらうことが楽しみです」とプリンスの遺産管理団体のエンタテインメント・アドバイザーであるトロイ・カーターは述べている。

今回の新たな契約によれば、タイダルはアルバムのリリースから14日間、独占的にストリーミング配信を行うことができ、その後、アルバムはフィジカルでリリースされるという。

「私たちの唯一の目標はプリンスの音楽を彼が望んだ形でファンに届けていくということだけです」とジェイ・Zは述べている。「思慮に富んだ、正直な会話の後、プリンスは『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン』と『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ツー』についてタイダルをパートナーに選びました。私たちは今回の新しいコレクションをもって、プリンスの不朽の伝説と願いに対して敬意を払い、それを讃え続けていくことになるでしょう」

プリンスについてはワーナー・ブラザースからも今年の9月末に未発表音源がリリースされると報じられている。

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