GETTY

Photo: GETTY

フランク・ターナーはフライトゥンド・ラビットのシンガーのスコット・ハッチソンに追悼の意を表明し、バンドの“The Modern Leper”をカヴァーしている。

フランク・ターナーは現地時間5月11日に行ったロンドンのラウンドハウスの公演で、先日亡くなった友人のスコット・ハッチソンにオマージュを捧げている。

観客が撮影したパフォーマンスの模様はこちらから。

この曲のパフォーマンスに先立って、フランク・ターナーは観客に次のように語りかけている。「ここでセットを少し変更しなければいけないんだ。ちょっとつらいとしか言いようがないんだけどさ」

「今朝、フライトゥンド・ラビットっていうバンドにいる俺の友人、スコット・ハッチソンについての悲しい知らせを聞いたんだ」

彼は次のように続けている。「昨年はスコットにもこのイベントに出演してもらっていて、その時は日曜の朝からビール片手にくだらない話をして、一緒に曲をプレイしたんだ。今日は死についての話じゃなくて、人生の話をするよ」

「スコットは俺にとって、この世でお気に入りの男の一人だったからね。俺はあいつが大好きだったんだ」

「彼は俺の友人であり、俺は彼から刺激を受けていたんだ。彼みたいなソングライターになりたいと思っていたし、あいつはただ素晴らしいやつだったよ」

「スコットが俺たちの元から去ることを決めたことに、本当に心が痛んだよ。けど、ソングライターとして俺たちにできる最善なことは、誰かが彼の曲をやり続けるっていうことなんだ」

「俺たちはここにい続けて、他の奴らにスコットがどれだけ素晴らしい男だったかを伝えないといけないんだ」

「昔はよくスコットと彼の歌を歌っていたんだ。だから、ここでも歌うことにするよ。彼もここにいるべきだったよね」

スコット・ハッチソンは現地時間5月10日に遺体が発見されており、翌日に家族がニュースを認めている。

36歳のフライトゥンド・ラビットのフロントマンは現地時間5月9日深夜1時から行方不明になっていることが報じられており、エジンバラの西にあるサウス・クイーンズフェリーにあるダコタ・ホテルを出た後の足取りがわからないと報道されていた。

フライトゥンド・ラビットは行方不明になる直前、バンドのツイッターで次のように述べていた。「愛する人全員にとってよき人であれ。僕には当然のことじゃないんだ。そうじゃないことに僕はすごく困っている。僕はそうした規範で生きてなかった。それがつらいんだ。どうか、愛する人をハグしてほしい」

u2h2OVuIf/gWUFyy8OWEpdyZSa3aVCqpVoVvzZZ2VTnn2wU8qzVjDDetO90GSy9mVLqtgYSy231MxrY6I2gGqjrTY0L8fxCxfCBbhWrsYYAAAAAElFTkSuQmCC); display:block; height:44px; margin:0 auto -44px; position:relative; top:-22px; width:44px;”>

What a life. What a shining, beautiful life. I remember Scott giving great Scottish hugs, cracking jokes, apologising for being drunk, always being kind. He lit up the sky with his voice, his songs, his heart, and I will forever be in awe of his genius. He was the kind of guy who, if he came up in conversation, people would talk over each other, in a hurry to say how wonderful he was. He was my friend and today I am heartbroken. Talk to someone, don’t try to keep it all inside.

Frank Turnerさん(@frankturner)がシェアした投稿 –

彼の家族やバンドメイトたちは、彼の遺体が発見される直前まで彼の目撃情報などを求めていた。

フライトゥンド・ラビットはソーシャル・メディアでスコット・ハッチソンに追悼の意を捧げている。「愛するスコットが亡くなったことに伴う圧倒的な悲しみと痛みについて表現する言葉がありませんが、彼がもう苦しむないことを思うと、少し安らぎます……彼は我々の全員に惜しまれることになるでしょうし、その不在はずっと感じられることになるでしょう。けれど、彼はずっと記憶され、共有されていくことになる希望ややさしさ、人柄という遺産を遺してくれました。安らかに眠って下さい、スコット」

フランク・ターナーもインスタグラムでスコット・ハッチソンについてコメントを寄せ、2人で撮ったセルフィーを投稿して次のように綴っている。「なんて人生だろう。なんて輝かしく、美しい人生だったのだろう。スコットがスコットランド流のハグをしてくれたり、ジョークを飛ばしたり、酔っているのを謝ったり、ずっと親切でいてくれたことを思い出すよ。スコットは声と楽曲、心で空を照らしていた。彼の才能にはこれからもずっと畏怖の念を抱き続けるだろう。もし彼と話をする機会に恵まれれば、すぐにいかに彼が素晴らしいかを口々に言いたくなるような男だった。彼は僕の友人で、傷ついている。すべてを自分の中に閉じ込めずに、誰かに話してみてほしい」

音楽業界からは、ザ・ナショナルのアーロン・デスナー、アイドルワイルドのロディ・ウーンブル、ツイン・アトランティック、スノウ・パトロール、デス・キャブ・フォー・キューティーのベン・ギバード、グラスヴェガスらがスコット・ハッチソンに追悼の意を表している。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ