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グリーン・デイはドナルド・トランプ米大統領のUK訪問への抗議行動として“American Idiot”を全英チャートの1位にしようという運動が立ち上げられている。

今週、ドナルド・トランプ大統領は7月13日にUKを1日限りの「実務訪問」することが発表されている。エリザベス女王とも会うものの、これは公式国賓訪問ではないという。

これを受けてグリーン・デイの2004年発表の“American Idiot”を全英チャートの1位にしようという運動が立ち上げられており、フェイスブックは記事執筆時点で12,395人が「いいね」している。

https://www.facebook.com/trumpidiot/

“American Idiot”は元々ジョージ・W・ブッシュ大統領の時期に書かれたが、その歌詞は次のようなものとなっている。「アメリカのアホにはなりたくない/新種のメディアに支配された国にしたくない/あのヒステリックな音が聞こえるか/アメリカを犯したあの下心」

「彼は7月13日の金曜日にやってきます……7月6日から7月12日の間に私たち全員がグリーンの“American Idiot”をダウンロードすれば、UKの地に彼が降り立ったまさにその日という完璧なタイミングでこの曲が1位になるのです」と運動の主催者は述べている。

「ストリーミングもカウントされますが、効果は少ないです」と主催者は続けている。「ぜひ参加してください」

グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングは声高にドナルド・トランプ大統領を批判してきたことで知られ、ドナルド・トランプ大統領の台頭は「教養のない労働階級の白人」によるものとしているほか、『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモートに喩えており、ドナルド・トランプ大統領を支持する人々には自らの音楽を聴かなくていいと語っている。

グリーン・デイのフロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングは、自身の親族の中にもドナルド・トランプ大統領を支持するものもいると語っている。「オクラホマにいる俺の親族の中には、熱心なトランプ支持者がいるんだ。奴は政策すら持っていないのに彼らがなぜ支持してるのか明確な答えなんてないんだよ」

「リーダーになろうとしてる奴が質問にも答えられないのに、自由の国のリーダーに誰がふさわしいかなんて考えられると思うか?」

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