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ニルヴァーナのカート・コバーンはある日、キッスのジーン・シモンズから電話をもらったものの電話に出ることはなかった逸話が明らかになっている。

ニルヴァーナが応じた最後の映像インタヴューの一つをしたことで知られるセレブ・インタヴュアーのナードウァーは、先日のSXSWで『イン・ユーテロ』を手掛けたスティーヴ・アルビニにインタヴューを行っており、その中でこの逸話は明らかになっている。

「ジーン・シモンズがバンドと話をしようとスタジオに実際に電話をかけてきたんだ」とスティーヴ・アルビニは語っている。「レコード・レーベルとか、マネージメントとかから、電話番号をもらったんだね。スタジオに電話をかけてきたんだけど、カートは彼と話したがらなくてさ。彼は電話を僕に渡して、『彼の相手ができるよ』と言ったんだ」

「それで、僕はしばらくカートのふりをしてジーン・シモンズと話をしたんだ。連中は電話の会話を録音できるよう準備を始めてね、それでジーン・シモンズとの会話を録音してね。彼はニルヴァーナの音楽だったり、カートが友人だったバンドの音楽にあまり明るくないことを基本的に認めていてね。彼はそうした音楽に親しみを持てなかったんだ」

ナードウァーが「僕は一度ジーン・シモンズにインタヴューしたけど、『ああ、俺はカート・コバーンとも話をしたよ』と語ってましたよ」と質問を向けると、スティーヴ・アルビニは次のように応じている。「ああ、その点については魔法を解いてしまったことを謝るよ。ジーン」

インタヴューの動画はこちらから。

キッスのジーン・シモンズは先日、女性たちが過去のセクシャル・ハラスメントの被害を告白する「#MeToo」運動や、ハリウッド女優たちを中心としたセクシャル・ハラスメントの撲滅を目指す運動「#TimesUp」について自身の見解を語っている。

ジーン・シモンズはこれらの運動について全体としては善を促進するものであることを認めながらも、誤って非難された人たちの「巻き添え被害」を批判し、「推定無罪の原則がない」としている。

『トロント・サン』紙によれば、ジーン・シモンズは週末に行われた記者会見で「率直に言わせてくれ。この混沌とした状況は間違いなくしばらく続くだろうし、その後、ようやく反論が現実のものとなるんだろうけどさ」と語っている。「今は極端な状況にあるんだよ。今のこの状況について、俺は理解に苦しむよ」

「女性たちが議論を提起できることは素晴らしいことだと思うし、ポジティヴな面について言えば、これまで逃れてきたたくさんの悪い男たちがいるってことで、それはいいことだよな」とジーン・シモンズは語っている。「憎むべきは巻きぞえ被害だよ。誰しもが何だって言うことができるわけで、推定無罪の原則がないんだ。問題はそこなんだよ。裁判所で争われすらしないのが問題なんだ」

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