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プリンスの遺産管理団体の相談役によれば、プリンスの「膨大な保管庫」に残っていた「驚きの」未発表音源が現在ミックス中で、間もなくリリースされるという。

プリンスの遺産管理団体の相談役とスポティファイのクリエイター部門のグローバル・トップを兼任するトロイ・カーターは、プリンスの新たな音源がリリースされることを改めて約束している。2016年に亡くなったプリンスは、未発表音源の大規模なアーカイヴを自宅のスタジオに残していたと見られている。

「彼はほとんどレコーディング・スタジオで生活していたような人でね、私たちは(未発表音源の)検証に着手して、まさにいくつかの宝石を見つけ始めたってところなんだ」とトロイ・カーターは『ヴァラエティ』誌に語っている。「僕は数日前の晩に驚くような音源をいくつか聴いたんだけど、今まさに何人かのスタッフがミックスに取り掛かっているよ。僕らはすごいプロジェクトを進めていて、それについて話せるのに興奮しているよ」

「だから、答えはイエスだね。プリンスの未発表音源が間もなくリリースされることになるよ」とトロイ・カーターは続けている。しかしながら、トロイ・カーターはリリース日がいつになるかは明らかにしておらず、どのレーベルが音源をリリースするかについても新たな情報は明かしていない。

プリンスの音楽の権利をめぐる複雑な係争は続いている。昨年7月、ユニバーサル・ミュージック・グループはプリンスの遺産管理団体と2016年11月に結んだ3100万ドル(約35億円)の契約が無効となっている。これはプリンスと1996年に決別し2014年に再契約を交わしたワーナー・ミュージック・グループが、元々の契約に含まれるプリンスの音楽の版権を依然として保有していることが明らかになったためとなっている。

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