キッスはインタヴュアーのアイアン・メイデンのTシャツを着替えさせる映像がオンラインにアップされている。
このインタヴュー自体は2012年にアルゼンチンのテレビ番組「ヴォルタリックス」のために行われたものだが、インタヴュアーのアイアン・メイデンのTシャツをキッスのTシャツに着替えさせる動画がYouTubeで公開され、話題となっている。
映像の中でポール・スタンレーは「キッスのスペルはK・I・S・Sだよ。これはキッスのスペルじゃないね。大きな間違いを犯したよ」とインタヴュアーに語っている。インタヴュアーは「みなさんとのインタヴューのためにこのシャツを選んだんです。キッスのインタヴューでキッスのTシャツを着ているのはクールじゃないですから」と反論したものの、ジーン・シモンズは最終的にアイアン・メイデンのTシャツを裏返しで着させ、キッスのTシャツを贈っている。
その時の模様はこちらから。
キッスのジーン・シモンズはブルース・スプリングスティーンが2009年に発表した楽曲”Outlaw Pete”にキッスによる1979年発表のヒット曲”I Was Made For Lovin’ You”と類似する部分があったものの、訴訟を起こさなかった理由を語っている。
「キッスは(盗作で)大勢の奴らを訴えて、そして勝ってきたわけだけどさ」とジーン・シモンズは『ガーディアン』紙に語っている。「だけどな、何人かについては訴えなかった。俺たちはブルース・スプリングスティーンを”Outlaw Pete”で訴えはしなかった。誰を訴えて、誰を訴えないか、どうやって決めるのかだって? 俺たちはスプリングスティーンが好きなんだ。訴えたりしないよ」
同じくキッスの結成メンバーであるポール・スタンレーは2016年のインタヴューで”I Was Made For Lovin’ You”と”Outlaw Pete”との類似点を認めながら、次のように語っている。「スプリングスティーンの曲の一部には……“I Was Made For Loving You”みたいに聴こえるところがあるけどさ。彼があの曲をのんびりと聴き入ったなんてことはないと思ってる。でも、あの曲もいろんな人の音楽になっているということなんだろうね。みんなの創造力にいちいち水を差してなんかいられないよ」
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.