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アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは自身の声が舌ガンを患う以前より良くなったと語っている。

ブルース・ディッキンソンは闘病後に自身の声が力強くなったことに少し驚いていると認めている。

「ほんの少しの違いなんだけどさ」とブルース・ディッキンソンはスウェーデンのトーク番組に出演した際に語っている。「2つほど少し違うんだ。1つは俺の唾液のことで、言うまでもなく喉を潤すためのね、以前よりほんの少しだけ少ないんだけどさ、10年前にもし同じガンを患ってたら唾液を作ることがまったくできなくなっていたかもしれないんだ。今はだいたい70パーセントぐらなんだけど、上出来だよね」

「そしてもう1つは俺が思うに、たぶん舌の裏の形のことなんだけど、母音とかそういったのを発声するためのね、それの形が変わったかもしれないんだ。なぜなら、そこには確かに大きなしこりがあって、それを取り除いたんだからさ。表面は形が変わっているんだと思う。そんなわけで、俺はいくつかの違いに気づいたんだ」

「妙な話なんだけどさ、俺の声のトップ・エンドが以前より少し良くなっているみたいなんだよ」

ブルース・ディッキンソンは約3年前にガンと診断され7週間にわたる化学療法と放射線治療を受けて、その数ヶ月後に専門医から完治したと言い渡されていた。

「度肝を抜かれたよ」とブルース・ディッキンソンは語っている。「俺のガンは喉の中で3.5cmぐらいまで膨らんで、2.5cmぐらいのもう1つのはリンパ節の中でね、しかも、そいつは俺が感触が分かるような代物でさ、そういうのに対するかなりスタンダードな治療なんだけど、33回もの放射線治療と9週間の化学療法を同時にやったんだ。それで、ガンはいっちまったわけだ」

「俺のガン専門医にこう言ったんだよ『そいつはなくなったってことか? どこにいったんだ?」ってね。そしたら、彼は『ええ、あなたの身体はガンを克服しました。人体には驚かされます』って言ったんだ」

ブルース・ディッキンソンはガンとの闘病について自伝『ホワット・ダズ・ディス・ ボタン・ドゥ?』の中で明らかにしている。

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