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ジョン・レジェンドとアイス・キューブは、音楽界の先頭に立って試合で膝をつく行為を披露した全国のNFLの選手たちを支持している。

警察による非道さに抗議するためNFLの選手やNBAの選手の間では国歌斉唱の際に起立を拒否して、膝をついて拳を掲げる動きが広まっている。

現地時間9月24日に行われた試合では全国的に、試合前の国家斉唱の際にNFLの選手がその象徴的な片膝をつく姿勢を取っている。ピッツバーグ・スティーラーズのチームに関しては全員、試合が始まるまでロッカールームにいるなど様々な形で抗議が行われている。

この国歌斉唱の際に膝をつく行為は元NFLのクオーターバックであるコリン・キャパニックが2016年~2017年シーズンで行ったのが最初で、サンフランシスコ49ersは彼の契約を更新せず、いまだに所属先が見つからない事態となっている。

現地時間9月22日にはアラバマ州の演説でドナルド・トランプ大統領がそうした選手について「国旗に敬意を表していない」と発言している。「選手が我々の国旗に敬意を表さない時、NFLのオーナーに『そのろくでなしを今すぐ場外につまみ出せ。クビだ』と言いたくないか」

ジョン・レジェンドとアイス・キューブは現地時間9月24日午後、相次いで膝をつく行為を行っている選手への支持を表明している。これはスティーヴィー・ワンダーが現地時間9月23日夜、グローバル・シチズン・フェスティバルのステージでNFL選手への共感を示すために膝をつく仕草を披露したことに続くものとなっている。

ジョン・レジェンドはインスタグラムに投稿を行っており、ドイツのハンブルクでの公演で膝をついている自身の写真を共有している。彼のこのジェスチャーに呼応するように、背景には1960年代の公民権運動の写真が映し出されている。

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#TakeaKnee #DarknessAndLightTour #GLORY

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また、ジョン・レジェンドは『スレイト』誌にコラムを寄稿しており、警察による暴力の現実への考えを表明している。

「選手たちの抗議は重要なものです。そのおかげで、毎週ほとんど毎日のように、私たちは人種的格差について議論をすることになったのです。警察が武装していない男性を銃で撃って、年金をもらって立ち去るのを見ながら、国中の人々が突然、有色人種であるとはどんな感じなのかということを考えるようになっています」

アイス・キューブは、ジョン・レジェンドに共感を示しており、ドナルド・トランプによる侮辱を批判し、彼こそが「ろくでなし」だと語っている。

「このろくでなしが、正しいことをしている人々の心をかき乱すのを許すな」

すでにツイートは削除されているが、アメリカで右翼の論客として知られるジョー・ウォルシュによってスティーヴィー・ワンダーの行動が批判されたのを受けて、マーク・ロンソンはスティーヴィー・ワンダーへの支持を表明している。

「親愛なるクソ野郎様。スティーヴィー・ワンダーはこの50年間、何百万人もの人々に喜びだけをもたらしてきました。あなたは一体何をしてきたというんですか」

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