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レディオヘッドのドラマーであるフィル・セルウェイは新たなソロ・アルバムをリリースすることを発表している。

フィル・セルウェイはこれまでにレディオヘッドのカタログ以外でも2枚のアルバム、2010年発表の『ファミリアル』とそれに続く2014年発表の『ウェザーハウス』をリリースしている。

アルバム『レット・ミー・ゴー』はベラ・ユニオンを通して、フィジカルでは10月27日にリリースされる予定となっている。アルバムはオーストリア出身のヘルガ・シュナイダーの回想録『黙って行かせて』に基づく、同名の映画のサウンドトラックとなっている。映画の中で、ヘルガ・シュナイダーは彼女の母親であるトラウディを訪ね、彼女がホロコーストの際に強制収容所の看守であったことを知ることになる。

映画は9月15日に公開され、同日アルバムのデジタル版もリリースされる。映画の日本での公開は未定となっている。

タイトル・トラック“Let Me Go”の音源はこちらから。

『レット・ミー・ゴー』のトラックリストは以下の通り。

‘Helga’s Theme’
‘Wide Open’
‘Mine’
‘Zakopane’
‘Walk’
‘Snakecharmer’
‘Mutti’
‘Last Act’
‘Let Me Go’
‘Days And Nights’
‘Don’t Go Now (Elysian Quartet)’
‘Let Me Go (Rhodes)’
‘Necklace’
‘Helga’s Theme (Saw)’

映画『レット・ミー・ゴー』の予告映像はこちらから。

一方、レディオヘッドは先日、議論を呼ぶこととなったイスラエル公演でここ10年で最長となるライヴを行っている。

レディオヘッドはスラエルの人権侵害に対する文化的ボイコットを拒否したことで様々な批判を受けている。レディオヘッドはこの公演のボイコットを求める多数の訴えに見舞われており、ロジャー・ウォーターズやサーストン・ムーア、ヤング・ファーザーズといったミュージシャンはアーティスツ・フォー・パレスチナを通してその決定に「再考を促す」公開書簡に署名していた。

シンガーのトム・ヨークは先日「弾圧する側に立つのか、弾圧されている側に立つのか」を決めるよう促すケン・ローチからの要求に対して自身の考えを表明している。

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