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アイアン・メイデンは現在のツアーがラスト・ツアーなのではないかという憶測を一蹴し、「決して今回が最後ではない」と語っている。

「ザ・プレス・エンタープライズ」のインタヴューの中でアイアン・メイデンのギタリストであるデイヴ・マーレイは今後もしばらくは活動を続けることを認めている。「今のツアーの後も止まるつもりはないよ。決して今回が最後ではないんだ」と彼は語っている。「今のツアーを終えようとしているけど、すごく楽しかったんだよね。その後は少し休みをとって、来年はいくつかサプライズがあるはずだよ」と彼は続けている。「好きなことをやってる時っていうのは、いつだってファンタスティックだけれど、やっぱりキッズの反応を見ると、すごく力をもらえるんだ。みんな新しい曲も古い曲もシンガロングしてくれるからね」

デイヴ・マーレイはバンドが手にした栄光についても語っている。「もし明日終わったとしても、すごく幸せだったし、幸運だったと言うことができるだろうね。いろんなことをやってきて、そのほとんどを楽しむことができたからね。僕らがこれまで旅してきた、みんなが行ったこともない場所のおかげでね」と彼は述べている。「その点ではツアーで何度も世界を見ることができてラッキーだよね。それ自体が素晴らしい体験だし、音楽を演奏して、メロディックな形やアグレッシヴな形で自分たちを表現できるというのは楽しかったしね」

アイアン・メイデンは現在、2016年1月からスタートした最新作『魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜』のツアーを行っている。

先日、アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリスはロック・ミュージックの現状と今日の若いバンドの機会損失について懸念を表明している。

最新作『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』のツアーの舞台裏で『ケラング!』誌の取材に答えたスティーヴ・ハリスは、ロック・ミュージシャンが置かれている「現状」について言及している。「すごく、すごくタフだよね。これまででも一番タフだと思ってるんだ」とスティーヴ・ハリスは語っている。「今はたくさんのバンドがいるけど、そのための露出先というのはそんなにないだろ。バンドで生計を立てるのがこれまででも一番難しくなってるよね。だから、いろんな意味でそうしたバンドに申し訳ないと思ってしまうんだよね」

彼は次のように続けている。「時には運まかせなわけでね。しかるべき時にしかるべき場所にいたっていう、すべてがそうなわけだから。コツコツとやり続けるしかないんだよ」

そうした中でも逆境を乗り越えたバンドにスティーヴ・ハリスは敬意を表している。「アヴェンジド・セヴンフォールドは成功したし、ビッフィ・クライロもヘッドライナーまでのし上がった、もう一つのバンドだよね。この二つのバンドが真っ先に思いつくね」

「他にも何組かいるのは分かってるけど、非常に少ないだろ。それを心配してるんだ。ブラック・サバスも今じゃやめてしまったしね。僕らにしたって、ついに古いギターを置く時が来たら、誰が受け継いでくれるんだろうって思うからね」

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