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カメラ・オブスキュラが、キーボード・プレイヤーのキャリー・ランダー(写真一番右)が2011年から治療を続けている骨肉腫の治療に専念するため、バンドをしばらくの間、離れることを発表している。

それを受けてバンドはツアーも一旦取りやめていて、「当分のあいだあらゆる活動を延期すること」を決めたという。カメラ・オブスキュラはカリフォルニアとメキシコでのツアーが予定されていたが、キャンセルとなっている。

ヴォーカリストのトレイシーアン・キャンベルは、バンドのフェイスブック・ページを通して今回の決定について伝えている。

「わたしたちのファンを落胆させてしまうことが本当に悲しくてたまりません。でも、みなさんも今はキャリーの健康がなによりも大切であることは理解してもらえるのではと思います。いつか戻ってきて、みなさんに対して演奏できることを願っています」

キャリー・ランダーは同じような病気を抱える人々を助けるための「ジャストギヴィング」のページを設けており、そこでは彼女の病気についてより詳細に記されている。

「2011年に脚に骨肉腫があると診断されたの。これは骨の癌の悪性のもので、過酷な化学療法と手術を行うか、もしくは脚の切断が必要なものなのね。本当に恐ろしい話なんだけど、一般的に子供が最もかかりやすい癌で、その症例の少なさからあまり関心や寄付を得られていなくて、ここ30年というもの新たな治療法がほとんど生まれていないの」

「おそらくわたしを助けるには遅すぎるんだけど、もし将来なにかを見つけることができたら、すごいことだと思うし、それは子供にそんな大変な治療をせずに、生きていけるよりよいチャンスを与えられることだと思うの」

「極めて幸運なことにわたしはここ4年間、普通の生活に近い状態で暮らすことができて、カメラ・オブスキュラでも演奏しつづけることができたのね。病気が分かる前から取りかかり始めていたアルバムもレコーディングできて、もう一度ライヴをできたのは素晴らしいことだったわ。アルバムを買ってくれたり、ライヴに来てくれたり、なにかしらでわたしたちをサポートしてくれたみんなに、本当に感謝しています」

「悲しいことに、病気が再びわたしを襲ってきていて、このことについてもう少し詳しく話す時期だと思ったの。そして、同じような病気を抱える人々を助けるために少しでもお金を集められたらとおもったの」

キャリー・ランダーによるジャストギヴィング・ページはこちらから。

https://www.justgiving.com/Carey-Lander

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