レディオヘッドは『OKコンピューター』の20周年を記念した試みが噂されるなか、謎のビデオを公開している。
ファンはバンドは名作『OKコンピューター』の20周年で何かを予定しているのではないかと推測しており、先日謎のポスターが世界各地で目撃されている。
『OKコンピューター』は1997年5月にリリースされ、現代における最も偉大なアルバムの一つとして広く認知されている。
今回、バンドは『OKコンピューター』に収録の“Climbing Up the Walls”の歌詞を機械的な少女の声が読み上げるものとなっている。画面には故障したようなコンピューターの画面が表示され、「Program: radiohead」、「1 REM」と表示される。
映像はこちらから。
— Radiohead (@radiohead) May 1, 2017
レディオヘッドは一方、イスラエル公演を行うことに対してミュージシャンらから反対の声が上がっている。
バンドは、7月19日にイスラエルのテルアビブにあるハヤルコン公園でライヴを行う予定となっている。
レディオヘッドの決定に「再考を促す」公開書簡には、サーストン・ムーアやヤング・ファーザーズといったミュージシャンが署名している。パレスチナの文化表現について活動するアーティストや活動家のネットワークである「アーティスツ・フォー・パレスチナ・UK」が発表した「レディオヘッドのための公開書簡」には、俳優のリッキー・トムリンソンや人権活動家のデズモンド・ムピロ・ツツ、映画監督のケン・ローチも署名している。
公開書簡では次のように述べられている。「イスラエルで演奏するということは、国連の報告者が『アパルトヘイトの政策がパレスチナ人に課されている』とする国で演奏することなのです」
公開書簡は次のように締めくくられている。「圧政時代の南アフリカ共和国に対してアーティストがしたことをしてほしいのです。アパルトヘイトが終わるまでは距離を置いてほしいのです」
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