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今月、チャンス・ザ・ラッパーはシカゴの公立学校に100万ドル(1億1400万円)を寄付したが、生徒たちからお礼の手紙を受け取っている。

1億円を超えるチャンス・ザ・ラッパーによる寄付は、芸術や関連するプロジェクトを支援するためにシカゴの公立学校基金へと送られている。チャンス・ザ・ラッパーはチケット・セールスから寄付を行う提携をAEGとチケットマスターと結んだという。

今月行われた記者会見では、チャンス・ザ・ラッパーは公立学校に通う生徒達に巨大な小切手を贈呈している。小切手の宛先は「子供たち」となっていた。

「政治的な状況によって子供たちを人質にとられるわけにはいかないんだ」と彼は語っている。また、チャンス・ザ・ラッパーは更なる寄付を行うことについてコモンと電話で語り合ったという。

これに対して寄付を受けた公立学校のうちの一つであるレイク・ヴュー高校に通う3人の生徒、アレックス・ロハス、アロンドラ・セロス、アネリース・ベタンコートは、チャンス・ザ・ラッパーへの感謝を綴った公開書簡を公開している。「シカゴには多くの有名なセレブリティがいます。あなたはその中でも恩返しをしてくれる数少ない人々のうちの1人です。あなたが地元の若い人々のことを本当に気にかけてくださっているのは明白です。だからこそ、あなたは私たちにとっての目標なのです。音楽を通してだけでなく、行動でも私たちの代弁をしてくださって、ありがとうございます」

公開書簡は次のように続いている。「あなたが私たちの街のために行ってくれることはすべて見過ごされることはありません。あなたが開催した無料コンサートも、あなたがこの街で費やした時間も、あなたの想いを示してくれています。私たちには伝わっています。名声は多くの場合、アーティストから謙虚さを奪います。しかし、あなたが変わることはありませんでした」

手紙えは、チャンス・ザ・ラッパーが2014年に行った 「#SaveChicago (シカゴを救え) 」キャンペーンによって、シカゴ市内で42時間にわたって拳銃を使用した殺害事件が起きなかったことについても触れている。シカゴでは2時間48分に一人が銃で撃たれ、14時間27分に一人が亡くなる状態で社会問題化している。

公開状の全文はこちら
http://www.billboard.com/articles/news/7727681/open-letter-chance-the-rapper-chicago-public-school-students

この公開書簡に対してチャンス・ザ・ラッパーは次のようにツイートしている。「君たちには本当に感謝するよ。今回のことはまだ始まりでしかないことを知ったら喜んでもらえると思う。ここ2週間の間に大きなことが起こるはずだよ」

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