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カサビアンのサージ・ピッツォーノはレディオヘッドをいかに好きかについて語り、『キッド A』を聴いて「人生が変わった」と明かしている。

ニュー・アルバムのリリースを控えているカサビアンはスコットランドで開催される新たなフェスティバル、TRNSMTでレディオヘッドと共にヘッドライナーを務める予定となっている。今回、ソングライターにしてギタリストのサージ・ピッツォーノは、レディオヘッドとヘッドライナーを分かち合うことについて「光栄だ」と語っている。

「『OKコンピューター』も大好きなんだけど、『キッド A』が出て、人生が変わったね」と彼は『Q』誌に語っている。「あの頃、(ライヴ音源が)ナップスターでリークされて、俺の友達が“Everything In Its Right Place”のCDをくれたんだ。俺は本当に文字通り、3日間なんだけど、他のものは聴かずに、分析して、熱狂したよ」

彼は次のように続けている。「『これは今まで聴いたなかで最高の曲だ』ってね。そして、アルバムが出ても、それは変わらなかった。ロック・バンドがどうなれるかという点で大きな影響を受けたね。名作を作るためにも『いや、俺たちが今やるのはこれだ』ってなってさ。それは忘れないね」

「俺にとってヴォーカルという意味では多分トム・ヨークはナンバー1だね。彼の声はマーヴィン・ゲイみたいで、他の誰でもない感じなんだ。俺はそれが大好きだけど、人によって好き嫌いが分かれるよね。ヘッドライナーという枠を分かち合えて光栄だよ。あのポスターはスタジオに飾るんじゃないかな」

サージ・ピッツォーノはさらにこう続けている。「彼には会ったことがないんだ。彼が俺たちのことをどう思うかは神のみぞ知るだね! 彼にはそんなことを気にしないでもらえることを願うよ」

同じインタヴューのなかでフロントマンのトム・ミーガンは率直に「公にはしていなかった精神崩壊」について語り、「最低」だった2016年は「まったくダメだった」と語っている。

「根本的に人生が変わってしまったんだ。今は一人だしね。自分自身を見失ったしまったんだよ」とトム・ミーガンは語っている。

彼は次のように続けている。「あらゆる意味で2016年はサージにとって最高の年だったし、レスター・シティにとっても素晴らしい年だった。でも、俺にとっては最低な年だったんだ」

「頭の中を整理しなければならなかったんだよ。自分のアティテュードとか、自分のやってることとか、自分と関わってた人とかさ。その人たちが悪いわけじゃない。俺なんだ、悪かったのは。靄の中にいたんだよ。全然楽しくなんかなく、落ち込んでた。進み続けることで、なんとか目をそらしてたんだ」

カサビアンは今年8月に行われるレディング&リーズ・フェスティバルで、ミューズやエミネムと共にヘッドライナーを務める予定となっている。

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