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アリス・クーパーは25年前のロック・コメディ映画『ウェインズ・ワールド』の伝説となっている、あるシーンについて振り返っている。

マイク・マイヤーズとダナ・カーヴィが主演する1992年公開の同作は、25周年を記念して現地時間2月8日にアメリカ全土の映画館で再上映されることになっている。

主人公のウェインとガースが控え室にいるアリス・クーパーに会うことになり、そこでアリス・クーパーに「ゆっくりしていけよ」と言われた二人が土下座をしながら「we’re not worthy, we’re not worthy, we’re scum(私たちにそんな価値はありません、私たちにそんな価値はありません、私たちは人間のクズです)」というシーンは、ファンの間で伝説となっている。

「確かツー・テイクで撮ったと思う」とアリス・クーパーはこのシーンを振り返っている。「彼ら(主演の二人)は俺を笑わせようとあらゆることをしてたんだ。けど、俺の鋼の意志に彼らは気付いてなかったんだ。だから、そのまま演技を続けてやったよ。驚いたんじゃないかな」

「あのシーンのアウトテイクの映像を観たら分かるんだけど、実は5〜6分にわたって続いててね。どんどん酷くなっていくんだ。アウトテイクを持ってる人はちょっとしたお宝を持ってることになるね」

また、アリス・クーパーは、ファンが彼に会うと今でもあのシーンを再現することも明かしている。

「空港かな、みんなが『We’re not worthy!』をよくやるのは。いつも、こんなことをされたのは初めてだって思わせてあげるんだけどね。でも、みんなクレヴァーだからね。1日で4回目くらいになってくると、俺はあの映画でやるみたいに『俺の指輪をキスしろ』って感じで手を出すんだ。そうすると、みんな喜んでそうするんだよね」

「膝をついたりして再現するのは向こうからしたら結構恥ずかしいことだから、立たせてあげてるんだけどね。それでも最後までやり続けたがるなら、どうぞって言うんだ。マイク・マイヤーズも俺に言ってたよ。『これよりももっと酷いことをすることだってできたんだからな!』ってね」

5年前にアリス・クーパーは、この映画内で着ていたジャケット、そして彼の1991年のアルバム『ヘイ・ストゥーピッド』のアートワークにも映っている彫刻を保管庫から盗まれている。

アリス・クーパーは11月にUKツアーを行うことも決定している。

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