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カート・コバーンの娘であるフランシス・ビーン・コバーンは最新インタヴューの中で、90年代について「まったく興味がない」と語っている。

ニルヴァーナのフロントマンだった故カート・コバーンがコートニー・ラヴとの間の一人娘であるフランシス・ビーン・コバーンは先日、マーク・ジェイコブスの2017年春夏のキャンペーンに起用されたことが明らかになっている。

『ヴォーグ』誌のインタヴューで、1992年生まれであるフランシス・ビーン・コバーンは、90年代のアーティストへのノスタルジーについて次のように語っている。「90年代にそういうアーティストが何をしていたかについては、まったく興味がないの。そういうものが周りにあったわけじゃないし、関係がなかったしね。もちろん、90年代のものに影響力はあった。それは確かね。でも、私は興味ないの。24年間毎日それに付き纏われたら、興味なんてなくなるわ」

フランシス・ビーン・コバーンは、昨今のグランジ・ファッション・ブームの再燃についても言及している。「グランジがどうやって生まれて、どう変わっていったか考えると面白いと思う。今じゃハイ・ファッションなわけだから。私の父は本当に貧乏だったから、いつもグッドウィル(就職支援等をする非営利団体)に行って破れたジーンズを恵んでもらってた。ファッションで選んだんじゃなかった。『お金がないから仕方なく』の選択だったの」

フランシス・ビーン・コバーンはまた、モデルの仕事を生涯にわたって収入の見込める仕事だとは考えていないという。「長い間にわたって他の人のためにモデルをやることは考えてない。私がくつろげる場所とは100パーセントかけ離れてるし。マーク(・ジェイコブス)じゃなきゃ引き受けていないと思う」

「(モデルを)プロフェッショナルにはこなせないと思う」とフランシス・ビーン・コバーンは続けている。「ありがたいことに、私には『ただ立って、可愛く魅せる』以外の能力があるの」

「私は世界屈指の綺麗なトップモデルの代表ではないしね。私が代表してるのは、こういう(マーク・ジェイコブスの)服を着たいと思っている、一般的で、スタンダードで、平均的な女の子なの。マークはそういう理由で私を選んでくれたんだと思う」

一方、フランシス・ビーン・コバーンは元夫に対してカート・コバーンのギターを彼女に返還するよう求める訴訟を起こしている。

フランシス・ビーン・コバーンは、2014年6月に近親者だけの結婚式でジ・イーリーズのフロントマンであるイザイア・シルヴァと結婚している。

フランシス・ビーン・コバーンは21ヶ月の結婚生活を経て離婚を申し立てており、最新の報道では結婚に際して彼女がイザイア・シルヴァに譲渡したというカート・コバーンのギターを返還するよう求める訴訟を起こしたことが明らかになっている。

ギターは、カート・コバーンが1993年の「MTVアンプラグド」で使用していたものだという。

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