Eric  Ryan Anderson/PRESS

Photo: Eric Ryan Anderson/PRESS

スティングは映画『ジム:ザ・ジェームズ・フォーリー・ストーリー(原題)』に提供した“The Empty Chair”が第89回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたことを受けて、同曲について語っている。

スティングはこれまでに多くの楽曲を映画に提供しており、『ラマになった王様』の“My Funny Friend and Me”、『ニューヨークの恋人』の“Until…”、『コールド・マウンテン』の“You Will Be My Ain True Love”で3度、アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされている。

今回、ノミネートされた『ジム:ザ・ジェームズ・フォーリー・ストーリー』は2016年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞した作品で、2014年にイスラム過激派組織に公開処刑されたフォト・ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーについてのドキュメンタリーとなっている。エンド・ロールで使用されている“The Empty Chair”は作曲をJ・ラルフが、作詞をスティングが担当している。

ノミネートを受けてスティングは米『ビルボード』誌に次のように語っている。「実在した人についての曲を書くというのはハードルが上がるんだ。そうして讃えたい人には遺族や友人たちがいるわけだからね」と彼は語っている。「“The Empty Chair(空っぽの椅子)”という比喩を見つけられた時は嬉しかったよ。最初は断ったんだ。『僕の手には余る』と言ってね。遺族や友人たちが彼について語ったことを、この曲に集約していったんだ。これは彼らの曲なんだよ」

「この映画の扱っている内容が好きだったから、僕らはやったんだ」と彼は続けている。「彼はものすごい人で、幸運にもこの映画を通して僕はそれを知ることになった。ノミネートされたことでこの映画にもっと光が当たると感じてる。みんな観るべきだよ。類まれにしてパワフルで重要な映画だからね」

“The Empty Chair”は、昨年11月にリリースされたスティングの最新作『ニューヨーク9番街57丁目』に収録されている。

スティングは今年6月に来日公演を行うことも決定している。今回の来日公演は2005年以来12年振りとなるロック・バンドを従えたステージとなる。

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