バンドを追放された元AC/DCのドラマー、フィル・ラッドによると、バンドに再加入するには、ものの「5分」でアンガス・ヤングを説得できるという。
フィル・ラッドは、メタンフェタミンと大麻の所持、殺人の脅迫の罪で逮捕され、7月9日に8ヵ月の自宅拘禁との判決が下されている。逮捕以来、フィル・ラッドはAC/DCのライヴで演奏をしていない。現在、バンドはクリス・スレイドをドラマーに迎えてワールドツアーを行っている。
フィル・ラッドは、アンガス・ヤングがもう彼をバンドのメンバーとして認識していないと示唆している。「俺も含めて他のメンバーたちは、まだ俺を『バンドの一員』だと言っているが、アンガスはそうじゃない。俺は間違ったことを言って、アンガスを怒らせたくないんだ。でも、俺とアンガスは一緒に全力でやってきたし、彼だって俺が戻ればバンドが良くなるって分かってるはずさ」
また、フィル・ラッドは米『ローリング・ストーン』誌の取材で、次のように語っている。「5分でいいから、彼と部屋で二人きりにしてくれ。そうしたらまたバンドに戻れるよ。約束する。個人的にはかなり頑張っていたつもりだけど、多分間違ったこともしてきてしまった。これは俺たちがみんなで、乗り越えなきゃいけない試練なんだよ」
現地時間8月9日にニュージーランドのテレビ番組「3D」に出演したフィル・ラッドは、自身の逮捕や将来の計画について赤裸々に語っている。
フィル・ラッドは、AC/DCに復帰したい思いについて次のように語っている。「今は考えることが山ほどある。俺は大人になったが、年を取ったわけじゃないんだ。その違いを分かってほしい。俺はまだドラムをプレイしたいし、やるべきこともたくさん残っている。俺が問題を解決し始めたことは間違いない。だから、奴らのところに戻って、再出発するチャンスが欲しいんだ」
フィル・ラッドは先日、自宅拘禁の条件に違反したとして再逮捕されたが、無罪を主張している。61歳のオーストラリア人ドラマーは、7月18日、刑の条件に違反した疑いがあるとして逮捕されていた。
フィル・ラッドは、11月に行われる今回の違反に対する事情聴取まで、保釈中の自宅拘禁が継続されることとなっている。
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