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ボブ・ディランは来月開催されるノーベル賞授賞式に出席しないことをスウェーデン・アカデミーが発表している。

毎年、栄えあるノーベル賞を授与しているスウェーデン・アカデミーは現地時間11月16日に声明を発表し、12月10日に行われる授賞式にボブ・ディランが出席しないことを認めている。

スウェーデン・アカデミーによる声明は以下の通り。「昨日の夜、スウェーデン・アカデミーはボブ・ディランから私信を受け取り、そのなかで彼は先約があるため、12月にストックホルムを訪れるのは難しく、そのためノーベル賞授賞式には出席しないと説明しています」

「彼は今一度、今回の受賞が実に光栄なことであり、対面で受賞することを望んでいたと強調していました」

声明は次のように続いている。「出席しないとする受賞者は一般的ではありませんが、例外という訳でもありません。最近でも何人かの受賞者の中には様々な理由で受賞するためにストックホルムに来られなかった方たちもおり、そのなかにはドリス・レッシングやハロルド・ピンター、エルフリーデ・イェリネクらがいます。ノーベル文学賞はそれでも彼らに贈られており、ボブ・ディランについてもそうなります」

「2016年12月10日から6ヶ月以内に行われる、唯一のお願いである、ボブ・ディランの記念講演を我々は楽しみにしています」

ボブ・ディランのフェイスブックによれば来月に予定されている公演はなく、「先約」とは個人的なものだと見られている。

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞については10月13日に発表されている。スウェーデン・アカデミーは「アメリカの伝統音楽にのせて、新しい詩の表現を創造した」ことを功績として挙げている。当初、ボブ・ディランはノーベル文学賞受賞について沈黙を続けていた。

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