スティーヴィー・ワンダーは車を運転させるべきではない盲目の自分自身と比較し、ユーモアを交えた皮肉でドナルド・トランプを批判している。
共和党候補のドナルド・トランプと民主党候補のヒラリー・クリントンで争われる大統領選を現地時間8日に控え、”Superstition”のスター、スティーヴィー・ワンダーは米『フィラデルフィア・インクワイヤー』紙のインタヴューに応じている。
「もし君に緊急事態が生じて病院に行かなければならない、しかもすぐに行かなければならないとしたら、私に病院までの運転を頼むかい?」とスティーヴィー・ワンダーがインタヴュアーに尋ね、「いいえ」と返ってくると、こう続けている。「私が経験豊富なドライバーじゃないからだろう?」
スティーヴィー・ワンダーは次のように続けている。「私の考えでは、ヒラリーは政治において経験豊富な人材だってことなんだ。30年間、政治に携わっているからね。彼女のご両親が、すべての人々を尊重して愛しなさいと彼女に親切に教えてくれたことは言うまでもない。そういう人にこそ私は国を治めて欲しいし、この国のリーダーになってほしい」
「これはリアリティ番組じゃない。これは現実の人生なんだ。だから、私は彼女を支持するよ。今、私たちがいる場所を信じているし、これから向かうべき場所も信用している。私はいつだってアメリカは偉大(ドナルド・トランプは「もう一度アメリカを偉大にしよう」と語っている」)だと信じてきた。私たちはより偉大にすればいいだけなんだ」
選挙の前日、スティーヴィー・ワンダーは「ザ・レイト・ショウ・ウィズ・スティーヴン・コルベア」に出演し、アメリカ国歌と“Don’t You Worry ‘Bout A Thing”のパフォーマンスも披露している。
アメリカ大統領選挙を翌日に控えた11月7日、フィラデルフィアで開催されたヒラリー・クリントンの集会に参加したレディー・ガガの衣装がナチスの軍服のようだと物議を醸しているほか、ブルース・スプリングスティーンは同日の集会でパフォーマンスを行っている。
ブルース・スプリングスティーンは、ドナルド・トランプについて以下のように語っている。「極めて品がなく、アメリカの民主主義よりも自らの興味やエゴを優先させるような度を超えたヴィジョンしかない男だ。僕らが長年大切に重宝してきたシステムを傷つけかねない人物なんだ。彼が自分自身に抱いている、これまでの壮大な失敗をなかったことにする程の理性なんかないんだよ。到底許しがたいことだ。明日、あいつのアイデアやキャンペーンは池に落ちるよ」
ブルース・スプリングスティーンはこう続けている。「2016年を振り返った時、『ヒラリー・クリントンと歴史の正しい側に立ったんだ』って言えるよう、自分たちの役割を全うしよう」
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