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元AC/DCのドラマーであるフィル・ラッドが、自宅拘禁の条件違反に対して、無罪を主張している。

61歳のフィル・ラッドは、先月(7月18日)、アルコールの所持および摂取により自宅拘禁の条件に違反した疑いがあるとして逮捕されていた。

『ニュージーランド・ヘラルド』紙は、7月18日の夜にフィル・ラッドが逮捕された際、ニュージーランドの北島にある彼の自宅には複数の売春婦がいたと報じているが、告訴内容にこの件が含まれているかどうかは不明となっている。

月曜日(8月3日)の出廷に関して、レポーターからの質問に対し、フィル・ラッドは次のように答えている。「一番困っているのは、今、状況がどうなってるかさっぱりわからないことだよ」

フィル・ラッドは、11月に行われる今回の自宅拘禁の条件違反に対する事情聴取まで、保釈中の自宅拘禁が継続されることとなった。

フィル・ラッドは、メタンフェタミンと大麻の所持と殺人の脅迫の罪で逮捕され、7月9日に8ヵ月の自宅拘禁との判決が下されていた。

公判ではフィル・ラッドが自身のソロ・アルバム『ヘッド・ジョブ』の売り上げ不振により多数の従業員を解雇し、その後、元従業員の一人を「片づけて」ほしいと共犯者に言ったことが明らかになっている。また、共犯者への報酬として、20万ニュージーランドドル(1630万円相当)の支払いが持ちかけられていたという。

殺害の脅迫事件について、オーストラリアのテレビ番組、「A Current Affair」に最近出演したフィル・ラッドは次のように語っている。「あの時、俺はすごくストレスを抱えていたんだ。(オーストラリアに)帰ってきて、このアルバムの発売に向けて一緒に仕事してた人たちがいて………このアルバムは完全にひでえ失敗だったけどな。だから俺はマジでキレてたんだ」。また、フィル・ラッドは同番組内で自身の行動を後悔するようなコメントもしている。「自分のやったことが間違ってたって、分かった。ここから這い上がるよ」

現在、AC/DCのドラマーは元メンバーのクリス・スレイドが務めており、バンドについてフィル・ラッドはこう語っている。「バンドの奴らに手紙を書いたんだ。アンガスに連絡しようとしたんだが……誰とも連絡は取れてない。すごくガッカリしてるよ……。でも、それが人生だ。奴らは今まで通り楽しい時を過ごしてるだろうし、演奏を楽しんでると思う。それはいいことさ」

一方でフィル・ラッドは、将来のAC/DCのツアーに参加したいと考えていたようだ。「まだ次のツアーがあるし、その次もある。俺はツアーに参加するよ。そうやって俺たちが皆死んじまうまで続くんだ。全員が死なない限り、ツアーは続くだろうな」

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