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テイラー・スウィフトは、カニエ・ウェストと妻のキム・カーダシアンが自身との電話の内容をリークしたことを受けて、警察に届け出ることを検討していると報じられている。

7月17日にキム・カーダシアンは、カニエ・ウェストがテイラー・スウィフトとカニエの楽曲“Famous”について語る動画を投稿している。テイラー・スウィフトは「俺は今でもテイラーとセックスしたいかも/なぜって、あのビッチを有名にしたのは俺だから」という同曲の歌詞に憤慨していたとのことで、この歌詞は2009年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズでテイラー・スウィフトの受賞スピーチの際にカニエ・ウェストがステージに上がった悪名高い事件に言及したものとなっている。テイラー・スウィフトはリリースの前に楽曲に関する会話はなかったと主張していた。

テイラー・スウィフトは、この件が公になる数ヶ月前に問題を処理すべくすでに手を打っていて、カニエ・ウェストに対して法的措置で警告していたと言われている。電話の会話はロサンゼルスのスタジオで行われたものと報じられており、無断で電話の会話を録音する行為はカリフォルニア州では違法であり、重罪に値するという。

テイラー・スウィフト側の弁護士は、カニエ・ウェスト側の弁護士に次のように書かれた手紙を送っている。「直ちにすべての録画物を破棄し、その破棄した証拠と、その録画物を拡散していない証拠を提出することを要求します」

ゴシップ・サイト「TMZ」は、テイラー・スウィフトが「カニエ・ウェストが違法に電話の会話を録音し、キム・カーダシアンが公に公開したことについて犯罪として通報することを考えている」と報じている。情報筋は、テイラー・スウィフトが「まだ決心を決めておらず、警察に届け出た場合の影響についてじっくり考えようとしています」と語っている。テイラー・スウィフト本人はこの件について何も語っていない。

当初、カニエ・ウェストは、曲をリリースする前にテイラー・スウィフトに歌詞の承認を得ており、彼女は賛成してくれたと話していた。後にテイラー・スウィフトはこれを否定し、2月に行われたグラミー賞の授賞式では次のように述べ、カニエ・ウェストの“Famous”の歌詞について言及している。「世界中の女性に伝えたいことがあります。あなたの成功を抑えつけようとしたり、あなたの達成したことや名声を横取りしようとする人々が立ちはだかることがあるかもしれません」

この問題は、キム・カーダシアンが、スナップチャットにカニエ・ウェストとテイラー・スウィフトが電話で話している様子を撮影した短い動画を投稿したことにより再燃している。その電話の会話でカニエ・ウェストは「俺は今でもテイラーとセックスしたいかも」とラップをしているが、その後の一節「なぜって、あのビッチを有名にしたのは俺だから」については電話で伝えていなかった。テイラー・スウィフトはカニエ・ウェストがラップした一節について「ドープ」と語っており、「このことをわたしに伝えてくれたのに感謝するし、本当に素敵だわ」と述べている。

https://twitter.com/TeamKanyeDaily/status/754888651453202433?ref_src=twsrc%5Etfw

テイラー・スウィフトは今回の一件を受けて、「カニエはあの時、無断で電話を録音し、キムはそれをインターネットに投稿したの」という言葉と共に次の声明を発表している。

「カニエのビデオのなかで、曲のなかでわたしのことを“あのビッチ”と呼ぶなんてどこで言ってるの? そんな場面は存在しないわ。だって、そんなことはなかったわけだから。全世界を前にして“あのビッチ”と呼ばれることについて、誰かの感情的な反応をコントロールすることなんてできないわ。もちろん、あの曲を好きになりたかった。カニエがきっと私がこの曲を気に入るだろうと言ってくれた時、カニエを信頼したかったわ。友好的な関係を持っていたかった。彼は曲を聴かせてくれると約束したんだけど、彼はそうしなかったの。電話の時はカニエに対して応援してあげたかったんだけど、曲も聴かないで許可なんて出せないわ。全体を教えてもらえなかったし、曲の一部も聴かせてもらえないなかで、不当に嘘つき呼ばわりするなんて人格の毀損よ。この物語から本当にすごく抜け出したいわ。2009年以来、ずっと関わり合いたくないこの物語からね」

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