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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストであるジョシュ・クリングホッファーは、前ギタリストのジョン・フルシアンテとの比較について、自身の心情を露わにしている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは6月17日に2011年発表の『アイム・ウィズ・ユー』以来となる通算11作目となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』をリリースしている。アルバムはデンジャー・マウスがプロデューサーを務めており、レディオヘッドの諸作で知られるナイジェル・ゴッドリッチがミックスを手がけている。

ロシアの新聞『メトロ・ニュース』の取材に答えたジョシュ・クリングホッファーは、ジョン・フルシアンテと比較されることについて次のように語っている。「もちろん、うざくなってきたよ。一方では、このバンドに参加することができて僕には光栄なことだし、ジョン・フルシアンテと同じ次元で言及されるのも光栄なことだよ。でもさ、こうした比較っていうのは単純にくだらないんだよね」

彼はそうした比較をする人たちは「バカだ」と続けている。「だって、僕ら二人は完全に違う人間なんだからさ」

「彼のテクニックを模倣しようとしたこともないし、もちろん、彼がバンドを脱退するように僕がしたわけでもないわけでね」

現在のジョン・フルシアンテとの関係についても語っている。「よくもないけど、悪くもないね。思うに、今は特に関係性もないからね」

「慣れなければならなかったんだけど、彼はバンドや僕からできる限り距離をとろうとしているんだ。ケンカをしたこともないし、それぞれ別の道を進んでるっていうだけだよね。いつか、もう一度話すことができると思ってるよ」

ジョシュ・クリングホッファーは先日もチリの新聞『ラ・テルセーロ』にジョン・フルシアンテとの比較について語っている。「僕にとっては大変なことではなかったんだ。これまでも言ってきた通り、バンドに入った時から、バンドメイトはすごく歓迎してくれて、音楽に対する僕のサウンドや意見、僕のやること、そうしたすべてにすごくオープンだったんだ。そのことに対しては感謝しきれることはないだろうね。でも、他の人が考えていることについては、僕はそれをコントロールできないからね。僕とジョン・フルシアンテを常に比較する人がいることは知ってるよ。でも、それって馬鹿げてるよね。だって、僕は彼じゃないんだからさ」

彼はさらに次のように続けている。「僕はジョンと同じやり方でギタリストになったわけじゃないんだ。ジョンは若い頃から非常に繊細にギターを勉強してきた。彼は途轍もないギタリストになって、特にギターに集中したわけだよね。僕は違うんだ。僕はドラマーで、ギターを手に取ったのはドラムをこれ以上やりたくなくなってからだった。そんなにインターネットとかは見ないけど、この件についてはたくさんの議論があるのを知ってるよ。音楽について話すほど、みんなの興味があるのは素晴らしいことだよね。でも、僕としてはそこからは離れていようと思うんだ」

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