LCDサウンドシステムは現地時間4月22日に行われたコーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーのステージでプリンスに敬意を表して、“Controversy”のカヴァーを披露している。
バンドはコーチェラ・フェスティバルの2週目となるステージで、1981年発表の同名のアルバム『戦慄の貴公子(原題:Controversy)』からのリード・シングル“Controversy”のカヴァーを披露している。LCDサウンドシステムは、1週目のコーチェラ・フェスティバルのステージでは亡くなったもう一人のヒーローを讃えて、デヴィッド・ボウイの“Heroes”のカヴァーを披露していた。
多くのアーティストがソーシャル・メディアやライヴ・パフォーマンスを通してプリンスへの追悼の意を表明しており、ブルース・スプリングスティーンは4月23日のニューヨーク公演で“Purple Rain”の情熱的なカヴァーを披露したほか、ノエル・ギャラガーはグラスゴーの公演で“Live Forever”をプリンスに捧げている。
マムフォード・アンド・サンズやザ・1975もプリンスの逝去を受けて、追悼の意を表明している。
また、バラク・オバマ大統領は「今日、世界はクリエイティヴな象徴的存在を失いました」と語ったほか、マドンナ、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、フランク・オーシャン、ザ・ウィークエンド、ケイティ・ペリーらが追悼のコメントを発表している。
報道の通り、プリンスは現地時間4月21日に自宅のペイズリー・パークで、享年57歳で亡くなっている。プリンスはスタジオでもある自宅のエレベーターで倒れているところを発見された。同日の午前10時7分に亡くなったことが宣言されている。検死は既に行われたが、死因についてはまだ明らかになってない。
本名をプリンス・ロジャー・ネルソンという1958年の6月7日に生まれ、これまでに39枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、40年近くにわたって音楽的キャリアを築いてきた。1982年に通算5作目となるアルバム『1999』をリリースして世界的な名声を得て、1984年発表の通算6作目のアルバム『パープル・レイン』で世界的な成功を収めている。同作はアメリカ、UK、オーストラリア、スイス、フランスでプラチナ・アルバムを獲得している。
プリンスは昨年『ヒットエンドラン フェイズ・ワン』と『ヒットエンドラン フェイズ・ツー』という2枚のアルバムをリリースしており、最近では自伝『ザ・ビューティフル・ワンズ』を執筆中であることが報じられていた。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.