Photo: Apple Corps

ザ・ビートルズは『ラバー・ソウル』のスペシャル・エディションより“Norwegian Wood (This Bird Has Flown) (Second version – Take 2)”の音源が公開されている。

ザ・ビートルズは1965年発表のアルバム『ラバー・ソウル』のスペシャル・エディションが日本盤マルチ・フォーマット10形態で10月2日にリリースされることが決定している。

本作のスーパー・デラックス・コレクションには24曲の初期セッション音源が収録され、その中には“Day Tripper”や“We Can Work It Out”の初期ヴァージョンに加え、これまで未発表であり、噂さえなかったジョン・レノンの未公開曲である“Little Girl”も含まれている。

公開された音源はこちらから。

当初、“This Bird Has Flown”と呼ばれていたこの曲の最初のヴァージョンは『ラバー・ソウル』のレコーディング初日に録音されたもので、ジョージ・ハリスンが新たに使用したシタールが全面に出ていた。ザ・ビートルズはこのヴァージョンに満足せず、9日後にさらに3回の演奏を録音している。

テイク2のトラック1には、ジョン・レノンのアコースティック・ギター、ポール・マッカートニーのベース、リンゴ・スターのドラム、そしてジョージ・ハリスンの奏でるシタールが収録されていた。

ジョージ・ハリスンはトラック2と3にもシタールを追加し、トラック3にはジョン・レノンとポール・マッカートニーのヴォーカルも録音された。最終的な完成版はヴァースのメロディのインストゥルメンタル・ヴァージョンで始まるが、このテイク2のアレンジではブリッジ部分のメロディを奏でるダブル・トラックのシタールで曲が始まっている。

ジョージ・ハリスンは映画『ヘルプ!』の撮影中に初めてシタールの音に触れ、インド音楽への関心を次第に強めていった。やがてロサンゼルスでザ・バーズのメンバーと会ったとき、デヴィッド・クロスビーからラヴィ・シャンカールの音楽に関する話を聞いて、それをきっかけにジョージ・ハリスンはラヴィ・シャンカールのレコードを聴き込むようになったという。

ジョージ・ハリスンはシタールを使うようになった経緯について次のように説明している。「あの手の音楽を聴いて、とても親しみを感じてね。あのころは、ちょうどロンドンにあるインディアクラフトという店で安物のシタールを買ったばかりだった。“Norwegian Wood”を作っているときは、何かが足りないと感じていた。あれはかなり自然な流れだったんだけど、シタールを手に取って、ちょっと音を探ってみたんだ。それを入れてみると、ちょうどいい感じになった……というわけだよ」

『ラバー・ソウル』のすべての新フォーマットには、オリジナルの4トラック・マスターテープから直接抽出した、アルバムのニュー・ステレオ・ミックスが収録されている。ピーター・ジャクソンのウィングナット・フィルムズ・プロダクションに所属し、エミール・デ・ラ・レイが率いるサウンドチームが開発した最先端のデミキシング技術により、オリジナル録音の精神を忠実に保ちつつ、音源は鮮明なものになっているという。

4CDおよび5LPのスーパー・デラックス・エディションには、88ページのハードカバーブックが付属しており、ポール・マッカートニーによる新たに執筆された序文に加え、ジョン・レノン自身の言葉から編纂された前書きが収録されている。この前書きには、ザ・ビートルズの解散後の時期を含め、ジョン・レノンの生涯にわたる『ラバー・ソウル』への想いがまとめられている。これら2つのコンテンツは、希少な写真、アルバムの詳細な背景情報、各楽曲の解説とともに、本作の制作過程と不朽の影響力について独自の視点を提供している。

『ラバー・ソウル』は、スタンダード版の1CDおよび1LPエディション、2CDおよび2LPのスペシャル・エディション、4CDおよび5LPのスーパー・デラックス・エディションで発売される。また、このコレクションはブルーレイでもリリースされ、新たなドルビーアトモス・ミックス、ハイレゾ・ステレオ・オーディオ、「デイ・トリッパー」および「恋を抱きしめよう」のプロモーション映像に加え、限定版のオレンジ・ヴァイナル、THE BEATLES STORE限定のゾートロープ・ピクチャーディスク・エディションも発売される。

ブリュッセル・アフェア(ライヴ1973)(生産限定盤)(SHM-CD)
Amazonで見る
価格・在庫はAmazonでご確認ください

Copyright © 2026 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ