
Photo: Kate Hook
エンター・シカリは2027年末の活動休止発表後としては初となるニュー・シングル“Higher Ground”をサプライズでリリースしている。
ニュー・シングル“Higher Ground”は今年4月にリリースされた最新アルバム『ルーズ・ユア・セルフ』以来の新曲となっている。
アルバム収録曲と同じ時期に書かれたものの、リリースには至らなかった“Higher Ground”は今夏に完成することとなっている。この曲は個人的な問題から一歩引いて、理解や前向きな姿勢を選択するというメッセージを込めた楽曲だという。
“Higher Ground”の音源はこちらから。
「自分たちの音楽はこれまでもしばしば“少し引いた視点から物事を見る”ことをテーマにしてきた。物事をより大きな視野で捉えることで、今のような容赦なく困難な時代においても、物事を整理して見るための視点や明晰さ、そして不思議なほどの落ち着きを得ることができるんだ」とルー・レイノルズは述べている。
「“Higher Ground”は、そうやって広い視野を持つことが、どれほど重要なのかを歌った曲なんだ。自分自身の人生について考える時も、人類が直面している最も大きな問題について考える時も、一度立ち止まって全体を見渡す時間を持つことで、それまで見えていなかった物事のつながりが見えてきたり、より明確な答えが得られたりすることがある」
「この曲は『ルーズ・ユア・セルフ』のレコーディング・セッション中に書かれたものだけど、アルバムとはまた別の独立した存在のように感じたので、いったん寝かせていた。そして今年の春から夏にかけて、時間をかけて少しずつ完成させていったんだ」
先日、エンター・シカリは2027年末をもって無期限の活動休止に入る計画を明らかにしている。
フロントマンのルー・レイノルズは先月、動画を投稿して、2026年に活動を行っていないことについて燃え尽き症候群、強迫性障害、そして神経系の過敏化といった問題に直面して、「多くの困難を経験する中で、自分のキャパシティがゼロになってしまった」と説明していた。
エンター・シカリはソーシャル・メディアに長文を投稿して、今後の活動について詳細を明かしている。これは11月に予定されているバンド史上最大規模のヨーロッパ・ツアーに先立ち、今月行われる小規模なウォームアップ・ライブの発表に続くものとなっている。
エンター・シカリは声明で2027年末以降の予定は決まっておらず、それをもって「レコーディングやライブを行う存在としての活動を停止する」と述べている。
「この休止状態が、やがて爆発的な活動再開で終わるのか、それとも消滅で終わるのかは分かりません。どちらになるのか、私たちにも見当がつかないのです」とバンドは述べている。「皆さんが折に触れて思い出させてくれるように、2027年はデビュー・アルバム『テイク・トゥ・ザ・スカイズ』のリリースから20周年にあたります。私たちは15歳の頃から一緒に音楽を演奏し、それ以上に長い友人関係にありますが、これが大きな節目であることは間違いありません」
来月から始まるアリーナ・ツアーについてエンター・シカリは「最高のツアーにする」ことに集中しているとも述べている。「もしも、今回のツアーが私たちを観る最後の機会になる人もいるのだとしたら、特別なものにしたいと思っています」
また、エンター・シカリは「新しい楽曲の制作にも取り組んでおり、近いうちに聴いてもらえるはずです。さらに、撮影を終えたばかりの別の企画もあります」と新たな動きについても示唆している。
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