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ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーは年齢を重ねることについて自身の見解を語っている。

ザ・ローリング・ストーンズは通算25作目となるニュー・アルバム『フォーリン・タングス』を7月10日にリリースしている。

まもなく83歳を迎えるミック・ジャガーは『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューで年齢を重ねることについて自身の見解を語っている。

身体的、あるいは精神的な面で年齢を重ねることの良さは何かと尋ねられたミック・ジャガーは次のように答えている。「何一ついいことはないね」

インタヴュアーに「何もですか? 知恵とかはどうですか?」と尋ねられると、ミック・ジャガーは次のように答えている。「知恵もすべて忘れてしまったよ。いくつか素晴らしい知恵を授かったこともあったかもしれないけど、それが何だったかももう忘れてしまったね」

「だから、特に楽しいことじゃない。やりたいことを素早くこなせなくなるし、身体的にももっと気をつけなきゃいけなくなる。サッカーをする時もゴールキーパーに回されてしまう。私は得意じゃないしね」

ミック・ジャガーは長年にわたってロックスターという役割を担う中で学んだことについて続けている。「メソッド演技法の話は聞いたことがあるだろ。彼らは徹底的に役になりきって、四六時中そのキャラクターでいる。映画が終わった後もまだ役が抜けていなかったりする。役を抜けきるにはかなりの時間が必要なんだ」

「じゃあ、どのキャラクターに戻るのか? 俳優は常に、それが何であれ、その役の一部を“本当の”自分の中に持ち続けることになるのか? それがショービジネスにおける二面性であり、それとどう付き合っていくかを学んでいくものなんだ。そして、その根底にはいわゆる『普通の人間』としての自分がいることを常に願っているわけさ」

ミック・ジャガーは世界最高のロックスターの一人であることには恩恵も伴うと認めつつも、次のように語っている。「恩恵ばかりじゃないんだ。いくつかのキャラクターを演じていくことになる。劇場で演奏するキャラクター、インタヴューを受けるキャラクター、スタジアムに立つキャラクター、レコーディング・スタジオにいるキャラクター、そして曲を書くキャラクター、そういうことなんだよ」

ミック・ジャガーはソングライティングについては年齢を重ねる利点もあることを認めている。「正直なところ、30歳の頃の自分なら、こうした曲はどれも書けなかっただろうね」

「“Rough and Twisted”みたいなブルース・ソングは女性のことを歌いつつも、明らかに政治的な要素も入れたりしている。『The only club was called conspiracy / What they wanted was tyranny(唯一のクラブの名前は陰謀/あいつらが求めているのは専制なんだ)』ってね。こうしたトリックを使えるようにはなったよね」

先日、ミック・ジャガーは『NME』のインタヴューで新作『フォーリン・タングス』に続くアルバムがリリースされる可能性についても語っている。「ああ。三部作になるかもしれないね。すでに曲作りは始めているんだ。他の人の曲になるかもしれないけどね。曲を書いていると、『これは自分たちじゃないけど、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなら合うかも』なんて思うことがあるからね」

ミック・ジャガーは次のように続けている。「曲はたくさんあるし、そのすべてがローリング・ストーンズに合うわけじゃない。だからといって曲作りを止める必要はないだろう? アイデアが浮かんだら、とにかく書いてみるべきなんだ」

新作『フォーリン・タングス』はロンドン西部のメトロポリス・スタジオにてわずか1か月足らずでレコーディングされており、前作でも彼らと仕事をし、キース・リチャーズが「審判役」と評するグラミー賞受賞プロデューサーのアンドリュー・ワットがモダンとクラシック・ロックを融合させるアプローチで再び起用されている。

『フォーリン・タングス』にはポール・マッカートニー、スティーヴ・ウィンウッド、ザ・キュアーのロバート・スミス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスといった豪華ゲスト陣も参加している。

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