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プロデューサーのドクター・ルークの性的虐待による契約解除訴訟が退けられたケシャだが、それに対して控訴を行ったと報告されている。

報道によれば、ケシャはプロデューサーにして恩師であるドクター・ルークによって10年前にドラッグを打たれ、レイプされたと訴えていたが、2月19日にニューヨーク最高裁判所によってプロデューサーとのレコード契約解除については否決されている。

情報サイト「ハリウッド・リポーター」によると、ケシャは3月21日にこの裁判所の決定を不服とし、上告するため、書類を提出したと報告されている。

ケシャの法廷代理人であるマーク・ゲラゴス弁護士は、彼女のレコーディング契約を、まるで奴隷のようであると宮廷文書に記載している。「原告は、以下の根拠により判決の逆転を求めます。まず、裁判所が行った、ケシャはルーカス・ゴッドワルドの妨害なしにレコーディングが可能であるという決定は間違いです」

「奴隷制は遠い昔に廃止されたことを認識していながら、働きたくないという状況下で人に強制的に労働を強いることは出来ません。裁判所の判決はケシャにゴッドワルドの関わりなしにゴッドワルドの関係者と働くことを要求する決定を下しました」

ドクター・ルークは先月、ケシャの申し立てについて弁護士を通して否定しており、ツイッターでは「わたしはケシャをレイプしていないし、セックスをしたこともない」とし、ケシャの裁判について「金銭を目的としたもの」としている。

最初の判決が出てから、ツイッター上では“#FreeKesha”というハッシュタグがトレンドに上がるなど多くの人が彼女を支持しており、また複数の著名な女性セレブもこの件について語っている。

この判決を受けて、ツイッターでは「#FreeKesha」のハッシュタグがトレンドとなり、世界中の多くの大物女性ミュージシャンが運動に参加している。

「ガールズ」で知られるレナ・ダナムは裁判で「本当に気分が悪くなった」と表現し、アデルはブリット・アウォーズの受賞をケシャに捧げている。

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