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オジー・オズボーンの息子であるジャック・オズボーンは父の回想録『ラスト・ライツ』を楽しんで読んでもらいたいと語っている。

オジー・オズボーンは最後の回想録『ラスト・ライツ』がアシェット・グループ傘下のグランド・セントラル・パブリッシングより10月7日に刊行されている。

オジー・オズボーンは7月5日にバーミンガムで最後のライヴ「バック・トゥ・ザ・ビギニング」を行っており、その17日後の7月22日に享年76歳で亡くなっている。

書籍の刊行を受けてインタヴューに応じたジャック・オズボーンは読者に何を感じ取ってほしいかと尋ねられると次のように答えている。「父は読んでいる時にみんなには笑顔になってもらって、笑い、愛を感じ取ってほしいと思っていました。父は自分のことを気の毒に思う人のことが好きではなかったのです」

「感情的になってしまうファンがいるのも分かります。そうせずにはいられないのでしょう。でも、父は自分の前で人が泣き出したり、自分の周りで悲しんだりするのに耐えられませんでした。なので、彼の言葉を楽しんでもらえればと思います。彼のエネルギーを感じてください。彼がどんな人かを思い出してもらえればと思います。そして、彼のことを愛するのを止めないでください」

ジャック・オズボーンは亡くなる直前までオジー・オズボーンが執筆を続けていたこともあり、まだこの本を読むのが辛すぎると感じている家族もいることも明かしている。

「正直に言うと、まだ読んでいる家族は多くはありません。誰しもにとってつらい時期でしたから。私個人としては最後の章が最も深く心に刻まれました。亡くなる数日前に彼はこの本を完成させたんです」

回想録『ラスト・ライツ』は「衝撃的で、苦くも滑稽で、これまで語られることのなかったオジーの地獄への転落」と評されており、プリンス・オブ・ダークネスことオジー・オズボーンが近年直面した健康問題について詳細を述べているという。

オジー・オズボーンは「妻のシャロンとの結婚も含めて、桁外れの人生とキャリアも振り返っている」とのことで、先日行われた「ブラック・サバスとの華々しいフェアウェル・コンサート『バック・トゥ・ザ・ビギニング』でステージに復帰するまでに必要としたこと」にも触れられている。

概要では次のように述べられている。「揺るぎなく、残酷なまでに率直でありながら、驚くほど人生を肯定する『ラスト・ライツ』はオジー・オズボーンがなぜ『メタル界のゴッドファーザー』や『プリンス・オブ・ダークネス』といった地位を超えて、現代の国民的英雄になったのかを改めて描いていくものになります」

回想録『ラスト・ライツ』に寄せた声明でオジー・オズボーンは次のように語っている。「みんなに訊かれるんだ。『今、知っていることを知った上でもう一度やり直せるとしたら、何かを変えますか?』ってね。私は『変えるわけないだろ』と言うんだ」

「クリーンで、何もやっていなかったら、オジーじゃない。普通に分別のあることをしていたら、オジーにはなっていない。いいかい。明日、終わっても文句はないよ。世界中に行ってきたからね。いろんなものを見てきた。いいこともしたけど、悪いこともやったよ」

オジー・オズボーンは次のように締めくくっている。「でも、今はどこにも行きたくないんだ」

オジー・オズボーンは10月7日よりアメリカのパラマウント+で長編ドキュメンタリー『オジー・オズボーン:ノー・エスケープ・フロム・ナウ』も配信されている。

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