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U2のフロントマンであるボノはノエル・ギャラガーがオアシスの再結成公演に向けて、そのサウンドの素晴らしさに「ショックを受けていた」と語っている。

ボノはアップル・ミュージックのゼイン・ロウのインタヴューに応じて、オアシスの好きな部分について語っており、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーがインディ・シーンに消すことのできない影響を与えたと語っている。

「彼らのことは好きなんだ。純粋に好きだよ」とボノは語っている。「特に好きなのはインディ・ミュージックにあった“尊さ”みたいなものを吹き飛ばしたことだよね。不遜さがあって、ゲットーを抜け出すサウンドで、そういったものを美化しなかったんだ」

「それに彼らは二人とも面白い」とボノは続けている。「ノエルとは今もすごく仲が良いんだけど、(リハーサルでの)バンドの素晴らしさにショックを受けたとメールを送ってきたよ。素晴らしい夏になるんじゃないかと思うよ」

16年ぶりとなるオアシスの再結成公演は7月から開始されるが、ボノは「もちろん」観に行くつもりだと述べ、90年代のインディ・シーンに与えた影響を振り返っている。

「彼らのやったことは覚えているよ。あれだけビッグなギターで、ニール・ヤングの影響がありつつ、惜しみない気持ちの良いサウンドだった。あれは当時のUKでは違法みたいな扱いだったんだけど、彼らは『いや、やりたいことをやる』という感じだった」とボノは説明している。「リズム面でも素晴らしいクオリティーがあった。マンチェスターはダンス・ミュージックの影響を受けていたから、誰よりもグルーヴィで、誰よりも生々しかったんだ」

U2とオアシスは過去にツアーで一緒になっており、オアシスは1997年にU2のサンフランシスコ公演でサポート・アクトを務めている。また、ノエル・ギャラガーは2017年に行われた『ヨシュア・トゥリー』の30周年記念ツアーでサポート・アクトを務め、共演も果たしている。

当時のインタヴューでノエル・ギャラガーはU2と行ったツアーについて「豪華絢爛な日々」だったとして次のように述べている。「アイルランド人は一緒に過ごすのに最高の仲間であり、同時に一緒に飲むには最悪の仲間なんだよ」

「U2については多くの批判を受けているけどさ」とノエル・ギャラガーは語っている。「アメリカでは史上最高のバンドの一つなんだ。でも、イングランドでは多くの批判を浴びているわけだけど、彼らが売ったレコードの量を考えれば、それはバカげているよな」

ノエル・ギャラガーはその酒の席の様子やつらい二日酔いについて笑いながら振り返り、これ以上の酩酊を避けるためにU2の取り巻きたちから逃げようと試みたことも明かしている。

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