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U2のフロントマンであるボノはノエル・ギャラガーが舞台の『ボノ:ストーリーズ・オブ・サレンダー』を観に来たことを明かして、息子から「様子がおかしい」と思われたと語っている。

U2のボノは『ボノ:ストーリーズ・オブ・サレンダー』の配信がアップルTV+で始まったことを受けて、アップル・ミュージックのゼイン・ロウのインタヴューに応じている。

86分の映像作品は2023年に劇場で行われたワンマン・ショウを収録しつつ、ドキュメンタリーと自伝の内容を織り交ぜた作品で、ボノの肉声で回想録『SURRENDER 40の歌、ひとつの物語』の一部も読み上げられている。

ボノはテーブルの上に立つ演出から始まる舞台版『ボノ:ストーリーズ・オブ・サレンダー』についても振り返っており、観に来たノエル・ギャラガーの反応について語っている。

「あれは面白かったね。舞台はテーブルと椅子がある状態で始まって、オープニングの最初でそのテーブルの上に立つことになっていたんだけどさ」とボノは語っている。「『ストーリーズ・オブ・サレンダー』は最初の3分間がうまくいったら、うまくいくんだけど、テーブルは手術台になって、そこで心臓手術を受けたり、キッチン・テーブルとして家庭のシーンからオペラがスタートしたりする。病院のベッドになって、父親に別れを告げたりもする。だから、このテーブルと椅子が重要な役割を果たすんだけど、最初の数分間はその上に立つ形になっていたんだ」

「ノエル・ギャラガーは息子と一緒に観に来てくれたんだけど、彼の息子は『ボノの様子がおかしいよ。テーブルの上に立っちゃった』と言ったらしいんだよね。まあ、彼は子どもだけどさ」

ノエル・ギャラガーはボノの舞台に冗談を飛ばしているが、二人は親交の深さで知られていて、2017年に行われた『ヨシュア・トゥリー』の30周年記念ツアーでノエル・ギャラガーはサポート・アクトを務め、共演も果たしている。

当時のインタヴューでノエル・ギャラガーはU2と行ったツアーについて「豪華絢爛な日々」だったとして次のように述べている。「アイルランド人は一緒に過ごすのに最高の仲間であり、同時に一緒に飲むには最悪の仲間なんだよ」

「U2については多くの批判を受けているけどさ」とノエル・ギャラガーは語っている。「アメリカでは史上最高のバンドの一つなんだ。でも、イングランドでは多くの批判を浴びているわけだけど、彼らが売ったレコードの量を考えれば、それはバカげているよな」

ノエル・ギャラガーはその酒の席の様子やつらい二日酔いについて笑いながら振り返り、これ以上の酩酊を避けるためにU2の取り巻きたちから逃げようと試みたことも明かしている。

2023年にもノエル・ギャラガーはU2のボノとの友人関係について振り返り、ブルース・スプリングスティーンと冗談で送ったセルフィで怒らせてしまった時のことについて語っている。

ノエル・ギャラガーとブルース・スプリングスティーンは2人ともイビザ島にいた時に会うことになり、午後を一緒に過ごすことになったという。「長いテーブルに座っていて、何本かのワインと食事があったんだけど、お互いにセルフィを撮ったんだ。そうしたら、ブルース・スプリングスティーンが『ボノの1日を台無しにしたほうがいいかな?』と言うから、そのセルフィを送ってみたんだよ」とノエル・ギャラガーは説明している。

「知らないかもしれないけど、ボノという人は取り残されるのを極度に恐れているんだよ。だから、奥さんが電話してきて、『あんな写真を送ってきたから、2人がスペインで過ごしているのに自分がいないのに耐えられないみたいよ』と言っていてね」

「その後、ボノには『何の話をしていたんだ?』と訊かれたから、『あんたの悪口を言ってたんだよ』と言ってやったよ」

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