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デーモン・アルバーンはバービカン・センターにてブラーの“Out Of Time”でロンドン・アラブ・オーケストラと共演を果たしている。

この公演は現地時間6月7日に「アラブの音楽遺産の多様性」を披露するもので、バセル・サラーが指揮を務め、「スペシャル・ゲスト」が出演することが告知されている。

今回、デーモン・アルバーンが演奏に加わって、2003年発表のアルバム『シンク・タンク』に収録されている“Out Of Time”を披露する映像がオンラインにアップされている。

デーモン・アルバーンは演奏するにあたって次のように語っている。「この曲は中東での行動についてより責任を負って、自分たちのしたことを内省するようにアメリカとイギリスに呼びかける曲として書いたんだ」

観客が撮影した映像はこちらから。

“Out Of Time”はイラク戦争の時期にリリースされ、反戦というテーマも含まれたもので、ミュージック・ビデオはBBCによる2002年のドキュメンタリー『ウォーシップ』の映像のみで構成されている。

先日、ブラーのドラマーであるデイヴ・ロウントゥリーは「賞味期限」を過ぎてまでバンドでいたくはないと語っている。

写真集『ノー・ワン・ユー・ノウ』を9月9日に刊行するにあたって『NME』のインタヴューを受けたデイヴ・ロウントゥリーはバンドの今後について歌詞も覚えられず、「車椅子に乗って」までステージに立ちたくないと語っている。

「61歳になったんだ。21歳の時は61歳でアルバムを作って、ツアーをして、チャートに入るなんて笑止千万だと思っていた。21歳の人は僕についてどう思うんだろうと考えるんだ。いずれは歳を取りすぎてやれなくなる時が来るんだろうけど、その前にタオルを投げ入れることを決めるんじゃないかな。誰も賞味期限を過ぎても続けたいとは思ってないからね」

まだ続けたいという気持ちがあるかと尋ねられ、デイヴ・ロウントゥリーは次のように答えている。「ああ。僕らをスタジオに入れさせようとするには面白いアイディアが必要なんだ。前回はウェンブリー・スタジアムだった。あれには逆らえなかった。その前は2012年にオリンピックが終わった時のパーティーだった。さらに前は2009年のハイド・パーク公演だった。もう一度やる面白いアイディアを思いつく人がいたら、やることになると思うよ」

「そのうち、『言ってないことはないのか?』、『ブラーが作るべきいいアルバムはないのか?』と思う時が来るんだろうね。車椅子に乗って、曲も覚えられなくなるのはまだ先だと思うから。だって、ザ・ローリング・ストーンズを見てみてくれよ。彼らはツアーをやっているだろ」

デーモン・アルバーンについてゴリラズは今夏ロンドンで展覧会が初めて開催されることを発表している。

「ハウス・オブ・コング」と題された展覧会はロンドンのカッパー・ボックスで8月8日から9月3日まで開催される。営業時間は午前10時30分から午後22時までで、チケット価格は25ポンドとなっている。

また、展覧会に合わせて8月29日、8月30日、9月2日、9月3日にはロンドンのカッパー・ボックス・アリーナで特別な4公演が開催されることも決定している。展覧会のチケットを購入した人はライヴのチケットを優先購入できるという。

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