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フェイセズは50年以上ぶりとなるニュー・アルバムをリリースする可能性があることが改めて明らかになっている。
ロッド・スチュワート、ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるロニー・ウッド、ドラマーのケニー・ジョーンズから成るフェイセズは近年、再結成の可能性を示唆してきたが、今回、ニュー・アルバムのために11曲の新曲をレコーディングしたことが明らかになっている。
再結成の可能性が最初に浮上したのは2020年で、ブリット・アウォーズ授賞式で3人は“Stay With Me”をライヴで披露している。翌年、ロニー・ウッドは『ザ・タイムズ』紙の取材でメンバーが彼の新しいロンドンの自宅を訪れ、「フェイセズの新曲をレコーディングした」と発言していた。
同じ頃、ロッド・スチュワートは「新旧の非常に価値のある15曲を完成させた」と述べており、ケニー・ジョーンズも次のように語っていた。「14曲ぐらいをやったんだ。リリースする価値があるのにリリースしていなかったものと新しい音源のミックスで、新しいものも素晴らしいんだ。ロッドは歌詞を書いているんだけど、熱心にやってくれているよ」
まだ、新しいアルバムからのリリースはないものの、今回、ケニー・ジョーンズは『テレグラフ』紙に対してロンドンのRAKスタジオで「11曲ほど」をレコーディングしたと語っている。
記事では2026年のリリースが現実的であること、ジュールズ・ホランドが1曲にゲスト参加することも報じられている。
「すべての曲がアルバムにふさわしくはないかもしれないけど、大半の曲は素晴らしいんだ」とケニー・ジョーンズは続けている。「今年にリリースされることはないと思う。でも、来年にはリリースできるんじゃないかと見ているんだ。全員が別々のことやっているからね。いろいろ細かいことをやっているんだけど、突然、ザ・ローリング・ストーンズがツアーに出たり、ロッド・スチュワートもツアーに出たりするかもしれないからね」
インタヴューでケニー・ジョーンズは新たなドキュメンタリー作品が進行中であることも明かしており、ロッド・スチュワートとロニー・ウッドとその件でミーティングを行ったとも語っている。
1969年にスモール・フェイセズのメンバーから結成されたフェイセズはロッド・スチュワートが脱退したことで1975年に正式に解散している。フェイセズは4枚のアルバムをレコーディングしており、最後にリリースされたのは1973年発表の『ウー・ラ・ラ』となっている。
フェイセズの結成メンバーであるキーボーディストのイアン・マクレガンは2014年に心臓発作で亡くなっている。ロニー・レーンは1997年に亡くなっている。
ロッド・スチュワートは今年のグラストンベリー・フェスティバルでレジェンド枠として出演することが明らかになっている。ロッド・スチュワートは2002年にコールドプレイ、ステレオフォニックスと共にグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めている。
ロッド・スチュワートは2025年のグラストンベリー・フェスティバルに出演することについて「すごく光栄なこと」と語っている。
「アメリカからバンド全員を連れてこないといけないからね。もちろん、グラストンベリー・フェスティバルはその費用を払ってはくれない」
「でも、気にしていないんだ。もし100万ドルかかるとしてもやるよ」とロッド・スチュワートは語っている。「すごく光栄なことだからね。本当に光栄だと思う」
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