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ザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼントはドラマーのザック・スターキーについてバンドから離脱することはないと否定している。

リンゴ・スターの息子で、1996年からザ・フーのドラマーを務めてきたザック・スターキーについては「ロイヤル・アルバート・ホールでの一連の公演」を受けて「袂を分かつという集団での決定」に至ったと報じられていた。

ザック・スターキーは米『ローリング・ストーン』誌で報道について「ザ・フーとの30年近い歳月を非常に誇りに思います」と述べている。「ゴッドファーザーであるキースおじさんの跡を継げたことはなにより光栄なことでしたし、今もバンドの大ファンです」

「何十年もバンドと楽曲を演奏してきたので、あの夜のパフォーマンスに問題を感じた人がいるなんて驚きましたし、悲しいです。しかし、仕方がありません」

しかし、今回、ピート・タウンゼントはザック・スターキーがバンドから離脱することを否定して、「速報。ザックは去っていない」と述べている。

ピート・タウンゼントはザ・フーのウェブサイトに長文を掲載して、状況について説明している。「個人的なことやプライベートなことでコミュニケーションの問題があって、それに対処する必要があったんだけど、幸いにも解決した」

ピート・タウンゼントはロイヤル・アルバート・ホールでの公演で彼とロジャー・ダルトリーがザック・スターキーに「オーケストラではないラインアップに対応できるように、その進化したドラミング・スタイルを簡潔にしてもらうように」伝えたとして、「彼も快諾してくれた」と述べている。

「混乱の一部は自分に責任がある」としてピート・タウンゼントはバンドは「家族」であり、話が「あっという間に広まる」ことになり、「酸素が過剰に送り込まれすぎた」と続けている。

ピート・タウンゼントは公演中にザック・スターキーに「いくつかミスはあった」ものの、彼は謝罪してくれたと述べている。「終わったんだ。楽観性と野心と共にこれからも続けていくよ」

ピート・タウンゼントはロジャー・ダルトリーのツアー・ドラマーであるスコット・ディヴァーズがザック・スターキーの後任として噂されたことにも言及している。「噂が広がる前に火消しできなかったことについてスコット・ディヴァーズに謝らなければならない。彼も傷ついただろう。飲み物を奢って、ハグすることを約束するよ」

ザック・スターキーは今年1月、スーパーグループであるマントラ・オブ・ザ・コスモスとしてソーホーでライヴを行う予定だったが、直前になって右足に血栓があることが分かり、キャンセルすることとなっている。しかし、ザック・スターキーは「今は完治しましたし、ドラム演奏やランニングへの影響はありません」と述べている。

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